鎮魂歌(レクイエム)は静かに奏でられる
概要
【破壊力 - E / スピード - E / 射程距離 - A / 持続力 - A / 精密動作性 - E / 成長性 - A】
ポルナレフのスタンドであるシルバーチャリオッツが「スタンドの矢」に貫かれた結果、新たな力を得て進化した姿。命名者はポルナレフ。
ディアボロに仕留められる寸前にポルナレフが「希望」である「矢」を守るべく発動した。曰く「賭け」。
銀色の甲冑を装着した騎士の姿をしているチャリオッツから一転、全身真っ黒でテンガロンハット風の帽子を被り、戦士のような外見をしている。シルバーらしさはどこにもない。匂いを嗅ぐ仕草をしているので嗅覚がある模様。登場時はチャリオッツの中身が溶けるように消滅し、その後どこからともなく現れた。
能力・行動
全生物の魂を支配するという、途方もなく壮大な力を持つ。
周囲の生物を全て眠らせ、眠らせた者たちの魂を入れ替える。入れ替わった生物がスタンド能力を持っている場合、そのスタンドの能力は飛躍的に上昇する。
魂が入れ替わった生物は姿形がだんだんと「この世に存在しない別のもの」へと変化していく。
レクイエムはこのパワーを周囲にばら撒きながら移動し続ける。
この能力を理解したポルナレフは「45億年かけて創られてきたこの世界の生き物の歴史が・・・ほんの数時間で『別のもの』へ・・・変わって行くッ!全てッ!」と表現した。
本体のポルナレフがディアボロとの再戦時で既に再起不能であり、発動時では死亡寸前だったため、レクイエムは本体の制御を一切受け付けず暴走状態である。そのため、ポルナレフ自身もカメと魂が入れ替わっている。最終的にはこのおかげで幽霊状態でこの世に留まり続けられている。
レクイエムはポルナレフの矢を守る意思を体現して動いている。矢を奪おうとする者には相手の行った攻撃をそのまま返し、また相手のスタンドを暴走させて本体自身へ攻撃させるよう仕向ける。攻撃の意志が無くかつスタンド使いでない者が矢を奪おうとしている場合は、自ら猛ダッシュで敵に襲い掛かる。攻撃対象が「別のもの」へと変化し始めた場合は攻撃を中止する。
レクイエムの影は太陽の位置とは関係無く、常に1人1人の反対側に見える。実は真っ黒な姿をしたモノは「人の心の影」を表したものであり、本体は攻撃する者の背後にある「球」である。この「球」が太陽の役割を果たして人の心を照らして影を作っているらしい。この「球」を完全に破壊すればレクイエムは消滅し、魂や変わりかけた生物も元に戻る。
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