これだから面白いんだ、人間ってヤツは
概要
代表と契約関係にある「企業」の一員。
シティでのレジスタンス殲滅作戦における現場責任者（指揮官）で、戦闘の陣頭指揮を執るほか、自らもAC（アーマード・コア）「ハングドマン」を操る。
一見お調子者の皮肉屋だが、目的達成のためには味方の命すら平然と犠牲にするなど狂気じみた冷酷さが隠されている。
レジスタンスによる第一次反抗作戦時にて前リーダーを殺害した張本人。
戦いに快楽を感じると共に一種のこだわりを持っているようで、自ら獲物を狩る為には意図的なフレンドリーファイアを引き起こす事も厭わない。
また、普段は本気を出す事を嫌っているが、戦いを楽しむ為にあえて本気を出すような行動も見せる。
幾度か撃墜されてもその都度生還してみせるなど人間離れした生存能力を持ち、機体が炎上して実質的な戦闘不能状態になってもその場にあった建材を武器に戦闘を継続する。
そのしぶとさに関しては歴代ACのキャラクターでは随一であり、それ故に一説では過去作品におけるナインボールのように人間ではなく人工知能の類ではないかとも言われているが、確証は無い。
しかし、続編に登場する無人AC「UNAC」の存在や、最後の「完全なプログラムを作り上げる時間が～」というセリフから、AI説はより濃厚になってきているが、やはり確証はない。
ACVDのアーカイブスのサイドストーリーではキャロル・ドーリーと共にタワー探索に赴いたフラン一行の前に再び姿を現し、傭兵（主人公）を「黒い鳥」と呼んだ。
この際に無数の(最低でも5体)主任ACが登場しているが、そのすべては主人公とセサル・ヴェニデにより撃破されている
また、その際に企業が「人間の救済を模索するべく生み出された存在」であることが明らかとし、フラン側の案内役としてその場に居合わせたアイザックに「欠陥だらけの人間に作り出された存在もまた欠陥だらけ」と言われるも「面白い」と評し、「間違いを証明して人類を破滅に導く」という彼を仲間に引き込んでいる。
ACV（当時はAC5）の初報と共に公開されたスクリーンショットにおいて「出撃されます?主任」との台詞と共にその存在が示唆されていたキャラクターでもある。
搭乗機「ハングドマン」
タロットカードの大アルカナの「吊るされた男」を意味する名前とエンブレムを持つ重量二脚型AC。
オーバードウェポンHUGE CANNONやLR81-KARASAWAなどの高火力装備を作戦に応じて変更し、状況に対応する。
重量級フレームで統一された機体はTE（光学）属性武器に対して高い防御力を誇るが、その一方でKE（運動エネルギー）属性の火器に対しては比較的脆い。
また、ストーリーミッションで使用するオーバードウェポンはプレイヤーが使用する物とは違い、チャージ速度が短い上に使用制限時間や熱によるAP減少などの制約は無い。
更にヘッドパーツのHD-21 SEALEYEはオーバードウェポン使用時に外装がパージされ、ACとしては珍しいツインアイタイプのカメラが露出するというギミックがあるのだが、プレイヤーが入手するパーツには実装されていない。
また、パーツの配色はCPU専用の物となっており、プレイヤー側では再現できない。
（デカールを利用する方法があるが、貼れない箇所があるため完全再現はできない）
ACVDでは、マグノリア・カーチスことブルー・マグノリアの語る回想にも登場、黒いACと対面している。
ACVD-LINKのアーカイブでは、タワー探索に赴いたフランたちの前に再び姿を現し、傭兵と戦うセサル・ヴェニデの前に複数機が姿を見せているが、二人の共闘によりその全てが排除されている。
余談になるが、ACVD用の有料DLCとして主任のCOMボイス（初回生産特典）・UNAC用のAIボイスがあり、更にスペシャルUNACとして各部の装甲が損壊し、頭部の外装をパージしてツインアイが露となったハングドマンがマギーのUNACと共にPlaystation StoreやXbox LIVEで発売されている。
このハングドマンのパーツはプレイヤーも使用可能で、破損品でありながら性能は破損前の状態と同等である。
（しかしながら、相変わらずパーツの配色は再現できない。）
関連項目
吐き気を催す邪悪・・・上記の他人を見下す言動が多い影響で、何人もの登場人物が怒りを顕わにしている。
外部リンク
戦いこそが、人間の可能性なのかもしれん…
