概要
オオサンショウウオ科に所属するサンショウウオで、世界最大の両生類。その体長は150㎝にも達する。オオサンショウウオは日本固有種であり(近縁種は台湾並びに中華人民共和国にも生息)、特別天然記念物ならびに絶滅危惧種Ⅱ類に所属している大変貴重な生物。
見た目はのんびりしているが、獰猛な肉食生物であり、魚やカエルなどを丸呑みにしてしまう。生命力の高さから「半分に裂いても死なない」という俗説が広まり、ハンザキの異名を持つこととなった。勿論そこまで生命力は高くないし、何よりこの希少生物でそんな実験を行ったらどんな目に遭うかくらいはわかるだろう。
登場する作品
- 『山椒魚』:井伏鱒二の小説。オオサンショウウオが主人公。
- 『カムイ外伝』:「はんざき」というエピソードに登場。作中で食われる。
- 『仮面ライダーアマゾン』:明らかにコイツをモチーフにしたガランダー帝国の獣人、サンショウウオ獣人が登場する。手足をアマゾンライダーに斬り落とされても瞬時に再生していた。
- 『ウルトラマンA』:劇中にて地底湖で飼育(あるいは保護?)されていた個体が太陽光とヤプールの怨念の影響で変異した旨明言されている超獣・ハンザギランが登場。「高い再生力」を通り越してもはや不死身であるため、変異原因の一つである太陽光を遮断された上で地底湖に封印するしかなかったと言う隠れた強敵。
関連項目
オオサンショウウオさん:アニメ『マクロスF』に登場するマスコット。
プラナリア:本当に半分に裂いても死なない事で有名な生物。