「勇気」とは「怖さ」を知ることッ!
「恐怖」を我が物とすることじゃあッ!
概要
ジョースター邸でのディオとの死闘を終えたジョナサンの前に突如現れた。
自らを男爵と名乗っており、礼服と蝶ネクタイ・シルクハットを身にまとい口ひげを蓄えている。
ジョナサンにディオの生存を伝え、彼に吸血鬼への対抗策「波紋法」を教えた師匠でもある。
どこかひょうひょうとした掴み所のない性格。ひょうきんながらも的を得た指導を行う。
ワインのビンの底に穴を開けそこからグラスに注ぐという独特な注ぎ方をする。
このワインに波紋を入れ発射する「波紋カッター」が必殺技。
その他にも、関節を瞬時に外すことで腕のリーチを伸ばす「ズームパンチ」を得意技としており、ジョナサンやその孫・ジョセフも習得している。
また、座ったままの姿勢で膝だけで跳躍したり、(「座ったままの姿勢!膝だけであんな跳躍を!」)
水面の上を歩いたり、カエルを潰さずに下の岩だけを砕くなど、波紋法による様々な芸当を見せた。
来歴
かつては考古学者であり、父親の遺跡発掘隊の一員として世界中を旅していた。
メキシコにて石仮面を発見するが、航路での帰国途中に父が石仮面によって吸血鬼となってしまい、船員は全滅。彼自身も殺されかけるが、父親が日光を浴びて消滅したことで唯一の生存者となった。
生還後は石仮面の捜索・吸血鬼への対抗策を探す旅を続けるうちに「波紋法」にたどり着く。
チベットの奥地で波紋法の指導者である老師トンペティに師事を仰ぎ波紋法を習得、それとともにトンペティの予知能力により自らの死の運命も知ることになる。
その壮絶な最期
ディオ配下のゾンビ・タルカスと殺人修練場「双頭竜の間」での戦いで窮地に陥ったジョナサンを救出すべく、この状況がトンペティに予言された死の瞬間だと知りつつも出陣した。果敢に挑むもタルカスの必殺技「天地来蛇殺(ヘルヘブンスネーキル)」によって体を胴から切断されるという悲惨な最期を迎えてしまう。しかし、残された力を振り絞りジョナサンに自身の全波紋を渡し、戦いを勝利に導いた。
自らの死を看取るジョナサンにディオを倒し石仮面を破壊するよう叱咤し、自分の運命に満足していること・ジョナサンが自分の希望であること・親友と息子を同時に持ったような気持ちであること・これからはジョナサンの心の中で生き続けることを伝え、息を引き取った。
なお、ツェペリのシルクハットは意志と共にスピードワゴンに引き継がれた。
伝説のシーン
ツェペリを代表するシーンと言えば、上記したカエルのシーンであろう。
ジョナサンとエリナに波紋法とは何なのかを実戦してみせるシーンで、「るオオオオオ!!」とカエルにメメタァと殴りつけたのに、カエルに傷一つつけないで下の岩だけを真っ二つに割って見せた。
詳しくは該当記事メメタァへ。
伝説のミス
ジャンプ連載時にはツェペリには妻子はいないという設定でツェペリ本人もそう発言している。
しかし、第二部『戦闘潮流』において彼の息子と孫が登場している。
しかも、孫のシーザー・A・ツェペリは第2部の主要人物であり主人公の相棒という重要な役どころである。
その後、単行本化された際に妻子を突き放して石仮面破壊に旅だったという設定になった。
おとなはウソつきではないのです。まちがいをするだけなのです・・・。
声優
小山力也 (劇場版・PS2版)