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CPUの編集履歴

2014-06-01 09:35:58 バージョン

CPU

しーぴーゆー

中央演算処理装置(Central Processing Unit)の略。コンピューターのエンジン。

各種演算、メモリへのデータアクセス、各種出入力機器へのデータの出し入れといった処理を行う。


CPUといえば自作PC向けに単体販売されているパソコン向けCPU(インテル・AMDが製造販売しているx64系)のイメージが強いが、世の中に存在するCPUの大半は単体製品としては存在しておらずメモリや各種周辺LSIなどを統合したMCU(マイクロコントローラ)として、さまざまな機器に組み込まれている。マイクロコントローラ向けCPUとしてはARMが圧倒的に強く、したがって世の中のCPUの大多数はARMの系列に属する製品が占めている。


最近のパソコン用CPUではシステムコントローラ(ノースブリッジ)やグラフィックコントローラ(GPU)も一緒に集積されていることがある。


有名どころ一覧

汎用

AMDパソコン・サーバー向けを中心にx64に特化
インテル現在はほぼパソコン・サーバー向けのx64で圧倒的シェアを誇る。過去にはi960などのRISCプロセッサやARM互換製品などを販売していた
IBMPowerPC・POWERシリーズ。現在はIBMのサーバ機のほか、PS3Wiiなどの据置ゲーム機が採用。PowerPCはAppleMacintoshのために開発された。(現在のOSXはx64専用だが)
サン・富士通SPARCシリーズ。Sunのワークステーションやサーバー機にてよく使われている
ARM組み込み用途におけるベストセラーCPU「ARMアーキテクチャ」を手がける。長らく組み込み市場に特化していたが、最近汎用市場に復帰。非常に優れた電力効率を武器にサーバへの採用が始まっている

モバイル機器

ARMスマートフォンを含む携帯電話の大半に採用。また、iPod TouchiPad2GBA以降の任天堂の携帯機やPlayStation Vitaなど、モバイル機器の多くに採用。2011年には70億個のコアが販売され、世界で最も売れているCPUシリーズである
MIPSWindowsCE機やPS2PSPなど
インテルAtomシリーズ。ARMやMIPSより消費電力が多いのでモバイル市場では劣勢であり、一部のスマートフォンなどに採用されるのみ

マイクロコントローラ

ARMもともとパソコン用だが、1990年代以降多くのメーカーへのライセンスビジネスを展開しており、市場の大半を占めている
FreescalePowerPCシリーズ、ColdFire
日立製作所SHシリーズ(SH-3,SH-4)過去にはドリームキャストセガサターンが採用していた
インテル8051シリーズ。昔はMPUだったが、現在はLSI内組み込み用によく使われるようになった。ビット演算の多い用途によく使われている。

過去の製品

レトロPCなどに搭載された。互換品が組み込み向けに今でも生産されている場合がある)

ザイログZ80シリーズ過去にはMSXPC-6001/PC-8001/PC-8801などに採用。
モトローラMC68000シリーズ過去にX68000などに採用。現在はFreescaleとしてスピンアウトし、組み込み向けのPowerPCシリーズを手がける
モステクノロジー6502シリーズ互換品がファミコンPCエンジンなどに採用。

注:表内の企業については設計データなどのライセンス販売している会社や、現在では分社化・その部門のみ別メーカーとして合併しているところ、既に買収されたところがある。


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