概要
ウスバカゲロウの幼虫の異名。クワガタムシのように大きく発達した顎が特徴。すり鉢状の巣を砂の中に作り、蟻などの飛べない虫が来るのをじっと待って、巣穴に落ちた獲物に砂粒をぶつけて追い落として捕まえる習性を持つ。獲物をその大あごで掴んで血をすすり、ミイラになるまで食い尽くしたら死骸は巣穴の外まで放り投げる。
その特異な習性ゆえに飢餓乾燥に対しては大変強い。その足の構造故に、後ろ向きにしか歩けない。また、巣穴に石ころなどのゴミが入った場合は自ら大あごで鋏んで捨ててしまう。
穴の中では排泄が出来ず、糞も尿も我慢して成虫になってから放出するとされてきたが、最近の研究によりたまにおしっこはしていることが判明した。ちなみにこれを発見したのは何と日本の小学生である。
創作物での扱い
醜悪な外見と奇妙な生態ゆえに、悪役として登場することが多い。大概はモグラやケラのキャラと同じく、土の中を動き回ったりする。成虫になる作品はあまりない。
アリジゴクをモチーフにしたキャラ
- アントラー(ウルトラマン)
- 地獄サンダー(仮面ライダー)
- アントライオンファンガイア(仮面ライダーキバ)
- キイロアリジゴク(人造人間キカイダー)
- アリジゴクネジレ(電磁戦隊メガレンジャー)
- アントキラー(天体戦士サンレッド)