概要
スーパー戦隊シリーズ第29作『魔法戦隊マジレンジャー』に登場する怪人である。
地底冥府インフェルシアの女スパイ。地位的には、ブランケン(後にメーミィ)、ウルザードより少し下で、冥獣・冥獣人よりは上といったところ。
クイーン・バンパイアと呼ばれ、太陽の光も苦にしない。地上を自由に行き来することが出来るため、スパイ活動を得意とする。
不死身の肉体を持つという驚異的な能力を持つが、終盤はその能力のために、冥府十神たちから踏まれたり蹴られたりするなど、ややぞんざいな扱いを受けていた。
性格は高飛車に振舞うも、それは寂しさからの裏返しであり、実は寂しがり屋。能力が半減するのを知っていても分身するのは、長生きすることによって生じる寂しさを少しでも紛らわすためである。
バンキュリアという名前は、「バンパイア」(vampire)と「バルキリー」(valkyrie)を合成した名前である。
ナイとメア
- ナイ 演:ホラン千秋
バンキュリアの片割れの一人で、パンクファッションに身を包む。会話の主導権を握っており、メアをいじるのが趣味。
- メア 演:北神朋美
バンキュリアの片割れの一人で、ゴスロリファッションに身を包み、傘を持っている。ナイに追従するタイプで、基本的にいじられ役。
来歴
Stage.11では、「ブラッディーフライデーナイトメア」と称したコンサートを開いて人々から血を吸い取り、下僕の吸血鬼にしようとする。ナイがギターでメアがベース。
その後は、前線に出ることは少なくなったが、裏方として暗躍。
終盤では、粛清されかけた冥府神スフィンクスを救い、また、ン・マとの戦いで命を落としたマジシャインとウルザードを蘇生させるという大役を果たした。
決戦後は、スフィンクスの下でインフェルシアの再興に尽力し、親善大使として奔走している。
Vシネマ『魔法戦隊マジレンジャーVSデカレンジャー』では、デカイエロー/礼紋茉莉花とデカピンク/胡堂小梅がナイとメアのコスプレをした。メイキングでも「可愛い」と評判だった。
『海賊戦隊ゴーカイジャー』では
劇場版第3作『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン』に登場。他の生存幹部(ただし、ガイアーク3大臣は死んでいる)とともに魔空監獄に収監されていたが、どのような経緯かは不明。
劇中では、ゴーカイブルー/ジョー・ギブケンを一目で「いい男」と評し、アプローチをかけていた。