聖域・アテナに邪神エリスの魔手が迫る!!
そこに現れたのはアテナを守護する美しき乙女・聖闘少女(セインティア)!!
概要
久織ちまきによる『聖闘士星矢』(車田正美原作)の派生漫画作品。
2013年7月19日より「チャンピオンRED」にて連載中。シリーズでは初の女性キャラクター達を主役においた作品。
現在原作者による続編『NEXT DIMENSION』不定期連載中、手代木史織によるスピンオフ『LOST CANVAS』外伝連載中、東映によるオリジナルTVアニメ『聖闘士星矢Ω』放映という星矢シリーズだが、新たな派生作品が2013年開始された。
チャンピオンREDには後に高河ゆんの「車田水滸伝」も連載を開始、岡田芽武の「エピソードG」も系列のチャンピオンREDいちごで新章を再開しており、公式スピンオフ漫画が3作品連続で進行中。
アテナに仕える侍女である、聖闘士の特別枠ともいえる女性戦士「セインティア」の少女達の邪神エリス軍との戦いを描く。
(映画第一作・「邪神エリス」との関連は不明だが一部設定が流用されている。)
なお、「女性のアテナ側近の戦士」という原案は原作者の車田の提供によるものである。
ちなみに、物語の時系列としては原作の「銀河戦争」の直前から「サガの乱(黄金十二宮編)」の直後にかけた時間であり、青銅一軍達の物語と並行した物語であり基本的に原作に準拠した設定である。それ故この頃の原作展開を補完するような設定も見られる。また敵であるエリスや邪精霊達が植物関係の能力を使うこともあってか、話のエッセンスとして花や花言葉も使われている。
あらすじ
流星学園中等部に通っていた少女・翔子には5年間家を出たまま連絡の取れない姉・響子がいた。翔子の前に突如現れる異形の者達に付け狙われる翔子。そこにアテナ・城戸沙織や彼女に仕える聖闘少女達が登場。響子も聖闘少女として戻って来るが、翔子を狙う邪悪な女神エリスに響子は肉体を奪われる。姉を助けるために翔子は戦いに身を投じていく。
キャラクター
聖闘少女達
聖域側につく白銀聖闘士
教皇に沙織らを「聖域への反逆者」と吹き込まれ彼女らを討伐に向かう。
黒髪短髪の男性。任務中も時間があれば現地のグルメを楽しみに出かけたりする一面もある。
髭面の男性。青銅聖闘士となった弟子がいるらしい。
原作と共通キャラクター
エリス軍
本作の敵ボスで、争いの女神。
邪精霊(ドリアード)
邪霊士(ゴースト)
エリス配下の戦士。人間もメンバーとして活動しており、エリスの「悪の種子」を植え付けられており、.棘のある植物の蔓状のものを展開する能力を得ている。
- 斗樹(トキ)
青銅一軍、青銅二軍達と同時期に聖闘士修行に送られた100人の候補生のうちの1人だった
。聖闘士になり日本に帰る希望を持っていたがわずかな心の隙をつかれエリスに邪悪の種子を埋め込まれ彼女らの軍門に下る。城戸邸で邪武と対決するも敗北、沙織の小宇宙に触れて元の心に戻りスノードロップの花と化して消える。
戸隠連峰の修行地
- マユラ
和服で全身に包帯を巻き車椅子に乗った女性。かつては屈指の実力と言われた女性聖闘士であったらしく、短期間で幾人かの聖闘士を育てた実績を持つ。沙織とは面識が以前にあった模様で彼女がアテナであることも知っている。階級や星座等は不明だが現在でも鳥などを操って山中を監視したり、翔子を長野から東京まで一気に飛ばす等強い能力を持っている。
技:秘閃破折調伏
- シナト
- ミライ
マユラの弟子の少年達。
その他
- 翔子の父
名前不明。空手道場を営む。
- ルミ
翔子の学校での友人。
本作初出の設定
- 聖闘少女(セインティア)
- イヴィル・シード
エリスが放つ「人の心の邪悪を増大させる種子」。エリスが肉体を得たことにより地上にばらまかれる。
- 流星学園
翔子が通っている学校。制服はセーラー服。ミッション系である模様。城戸沙織を殆ど通学しない状態のまま在籍させるなどしており、グラード財団の影響下にある学校と思われる。
- 聖(セント)アカデミー
中央ヨーロッパにある聖闘少女の教育機関。聖域の管理下ではない模様で、こちらもグラード財団の関与があるものと思われる。制服はワンピース。