「これで決める!!」
演:宇治清高
概要
『ウルトラマンギンガS』における礼堂ヒカルと並ぶもう一人の主人公。ビクトリーランサーを使うことによってウルトラマンビクトリーにウルトライブする。
地底の民・ビクトリアンの青年。
謎の敵によってビクトリアンにとっての命の源である水晶体「ビクトリウム」が次々に奪われたことで、ビクトリアンの女王・キサラから古来より受け継がれし力・ビクトリーランサーを授かり、ビクトリウムを奪う謎の敵の正体を暴くべく地上へと向かう。
責任感が強く、自分に厳しいストイックな性格をしており、自らの使命を果たすために地上の人間とはできるだけ関わらないようにしていた。大量のチブロイドをまとめて圧倒するなど生身の戦闘力も非常に高い。
「どんな場所に住んでいても全ての人間は同じ空で繋がっている仲間」と語るヒカルに「お前には分かるまい!空を知らずに生きてきた俺達の気持ちが…!」と答えており、地上の人間達に対して一種の嫉妬のような感情を抱いている節が多少見られる。
始めてヒカルと出会った時にブイチョコレートというウエハース菓子を貰ったことから時折食べているシーンがある。このウエハースチョコレートは実際にお菓子として商品化された。興味があれば食べてみてもいいかもしれない。なお実際の菓子には本編に登場する怪獣のカードが付属しているが、本編の菓子にカードがついているかは不明。
本編開始前に放送された『新ウルトラマン列伝』の「ウルトラマンギンガS 直前スペシャル」ではナックル星人グレイからイケメンと評された。
劇中での主な活躍
第1話の時点では地上の人間に加えウルトラマンギンガやヒカルのこともビクトリウムを狙う敵と思っており、EXレッドキングを倒した直後のギンガにいきなり戦いを仕掛けたが、第2話でヒカルに落下してきた瓦礫から救われたことで心境に多少の変化が生じ、共にエレキングを倒した。
同胞を思う気持ちは強いが、第4話では他の誰かを巻き込みたくないという考えもあって仲間に頼る戦いについて嫌悪した節が見られた上、スパークドールズの事をビクトリウムを狙う連中が使っていた邪悪なものとして一度は使用を拒んだ事すらあった。後にサドラにライブしたヒカルの説得を受け、スパークドールズに善悪がない事や危険を顧みず自分を助けようとするレピやシェパードンを見て一人で強くなるわけではないと悟り、多少仲間に対する考えも軟化した。
第5話ではヒカルのことを素直に「仲間」と呼び、巨大ヤプールとバキシムを倒すために共闘した。
第6話では地球を追放されたビクトリアンを名乗るヒヨリを一時は敵と疑ったが、彼女を始めとする地球を追放されたビクトリアン達の過去を知り、彼女のライブしたゴモラをファイヤーゴルザから救った。そして戦いの後彼女を自分達の仲間に迎え入れる。
第7話でギンガ共々強敵ファイブキングに敗れ、続く8話で傷ついたヒカルをUPGのライブベースに運んだ。その後、エクセラーの命令でライブベースごと自爆を図ろうとしたワンゼロを
「ただ駒にされ、裏切られ、そんな運命にお前は何故抗おうともしないんだ!!」
と説得しつつ渾身の一撃を与えて倒し、UPGの作戦で復活したビクトリーと再び一体化。ヒカルと息の合ったコンビネーションでファイブキングを見事倒した。
第10話ではガッツ星人ボルストのライブしたベロクロンとドラゴリーに単身立ち向かうが2対1の戦いに苦戦を強いられ、ドラゴリーの牙の猛毒に侵されてしまう。それでも傷が完全に癒えていない状態でヒカルの加勢に現れたが、毒の影響でもはや立っていることすらままならない状態だった。しかし、そんな彼をベロクロンの攻撃から庇ってついに命を落としてしまったシェパードンの魂がクリスタルスパークドールズとなって彼の手に現れ、新たな力聖剣シェパードンセイバーが誕生。消滅してしまったシェパードンの想いに応え、ベロクロンとドラゴリーを倒した。
「シェパードン、そうだったよな。俺とお前はいつも一緒だった。お前がいてくれるから、俺は絶対に負けない!!」