CV:宮野真守
概要
アンジュが出会った青年。
ドラゴンとの戦いで遭難したアンジュを助け介抱したが、全裸にして両手を縛って添い寝していたため、起きたアンジュからの第一印象は最悪のものとなった。さらに運悪く転んでアンジュの股に顔をぶつけて投げ飛ばされ、誤解を解こうとして空気の読めない発言をして彼女を怒らせ、カニに足を挟まれた拍子に転んでまたしても股にぶつかってしまい、本当に危うく殺されかけて木に縛られ吊るされ変態呼ばわりされた、ある意味羨ましく不運な青年・・・。
性格は温厚で優しく、彼女の肉体に赤面する純情で初心な一面を持ち、嫌われてもアンジュを助けようとする面倒見の良さを持つが、ラッキースケベ体質の持ち主らしく、上記の通り様々なハプニングを起こしては彼女から何度も痛い目に遭う。言動もなぜか誤解を招いてしまう本音やKY発言を言ってしまい、状況をややこしくさせることが多い。
毒蛇に噛まれて(ちなみにまたもや股の位置)瀕死の彼女を助け、アルゼナルからの救助が来るまでの間しばらく共に暮らす事になった。
ヴィルキスの修理をする中、アンジュとの交流で彼女に好意を抱くようになり、一緒にいることを望むが、彼女を探しに来た救助隊との通信がつながり、アルゼナルへ戻るアンジュを見送った後に彼も島を後にした。
彼との出会いでアンジュはノーマに対する価値観が変わっていき、自分から仲間とコミュニケーションを取れるようになった。
なお、別れ際に彼が言ったアンジュの美点はルックスやプロポーションなど外見的な点だけで、人格は一切褒めていないあたりは女を見る目があるのかもしれない。もっとも一緒にいた期間が短すぎてお互いを知る余裕が無いのと、タスクのあまりのラッキースケベぶりにはアンジュもキツイ反応を示すのはやむを得ないのかもしれないが。
一般には知られていないはずのパラメイルの存在や高度な機械知識を知っていて、修理にはなぜかマナの力を使わず、それに疑問を持ったアンジュの質問をはぐらかすなど謎の一面を持つ。さらにドラゴンについても、同情とも思える発言をするなどドラゴンについても何かを知っている様子。
島を去る際には仲間と思しき墓に別れを告げ、隠していたパラメイルで飛び立った。そのコクピットにはメイルライダーのスーツを着た亡き両親が写る写真があり、どこかの組織に所属している模様など、謎の行動を見せる。
また、ジルたちアルゼナルの古参メンバーとも繋がりがあり、ジャスミンがジルの指示でタスクと接触し、脱走したアンジュの追跡、救出を依頼する事もある。
正体
ネタバレ注意
世界から追放されたマナを使えない「古の民」(旧人類残党軍)。その末裔にして、ラグナメイル「ヴィルキス」とそのメイルライダーを守護する役目を課せられた「ヴィルキスの騎士」。
「古の民」はマナを持つ者により虐げられる世界になった事を憂い、アルゼナルのノーマと手を組み、エンブリヲを打倒し、世界を改変しようという計画「リベルタス」を立ち上げた者たち。
多大な犠牲を払い、ラグナメイルの一機「ヴィルキス」を奪取する事に成功し、リベルタスの要として、計画を立てていた。
一時は使いこなすメイルライダーがいなかったが、皇族の血を引くノーマ、アレクトラ(ジル)が現れた事で、計画を実行するも、アレクトラは右腕や失う重傷を負い、起動に必要な指輪を失った事で、失敗に終わった。
幼き日に両親がリベルタスの戦いの中で戦死し、彼もまたヴィルキスの騎士の役目につくことになったが、「会ったこともない誰かのために戦い、死ぬ」という役目に恐れを抱き逃亡。無人島の森の中で一人隠遁生活をしていたところに、ヴィルキスに乗って流れ着いたアンジュと出会う。
ドラゴンと、自らの運命と必死に戦うアンジュの姿を見て奮起。自らの意思でヴィルキスの騎士としてアンジュを護る決意を固める。
余談
- 容姿は異なるが、福田己津央クリエイティブプロデューサーが監督を務めていた機動戦士ガンダムSEEDシリーズの主人公キラ・ヤマトの面影を持ち、予告時点ではキラ呼ばわりされていた。ちなみに、中の人も別作品でキラを演じている。ラッキースケベ体質を見せつけた放送後は「キラじゃなくてリトだった」とも。
- 無人島で二人が救助が来るまでの間しばらく共に暮らす回は、同じサンライズ作品の機動戦士ガンダムSEEDのアスランやカガリ、コードギアスのルルーシュ、ユフィ、スザク、カレンなど共通する回が存在する。