メガエルレイド

めがえるれいど

ゲーム「ポケットモンスター」シリーズに登場するポケモン。エルレイドがメガシンカした姿。

データ

やいばポケモン・エルレイドがメガシンカした姿。

ポケモンXYにおいて、対であるサーナイトがメガシンカしておきながらエルレイドには何も無かったが、遅れる事1作…ORASにおいてメガシンカを得ることとなった。

サーナイト同様、見た目のベースは大きく崩れてはいない。但しあちらと違いメガシンカする事によって少々体重が重くなる。

腕そのものが刃の如く変化し、刃先も赤色に変色している。また、背中にマントのような装飾を身に着けるようになった。

公式サイトでは「騎士」と表現されているが、花嫁を連想させるメガサーナイトがいるため、「花婿」のイメージも連想させる。並べたら完璧である。

なお、エルレイドはORASでホウエン図鑑に追加される。

その関係でミツルの切り札もエルレイドに変更され、メガシンカもする。

能力は主に攻撃が大きく上昇し、素早さと防御も上昇する。

あまり使わない能力にも上昇値が割かれていたメガサーナイトと違い、使わない能力に関しては全く上昇値を割かないと言うなかなか理想的な能力上昇をしている。

とは言え、防御が上昇しているとは言え低いHPはそのままなのでそこまで硬くなったわけでは無い。

また、エスパー・かくとうと言うタイプ故に耐性もあまり良くない点には気をつけたい。

攻撃力は165・素早さは110と、攻めの面では非常に優秀な能力を持つ。

特に素早さはラティオスと同速の為、大半のポケモンを抜き去る事が出来る。

エルレイドは攻撃技のバリエーションも広い為、どんな相手でも対処しやすいのは利点。

但し高火力技がほぼインファイト一本になってしまう為、技の通りが悪くなると途端に威力不足が目立つようになってしまうのが難点である。

特性はせいしんりょくに変化する。特性に関しては該当記事を参照の事。

シングルでは通常特性も対ひるみ特性であるふくつのこころである為、ひるみ技が飛んでこなくなる可能性が更に高くなったため特性のページにあるようにダブル以上向けだろう。

「せいしんりょく」と「ふくつのこころ」の兼ね合いに関しては、通常のルカリオとよく似ている。

但し特性が「せいしんりょく」になった分初手から「ねこだまし」持ちの相手の強力な攻撃を誘う点には注意したい。

メガシンカ前の素早さは80とやや不安な上、前述の通り耐久は上がるとは言え不安が残る。

例として特に「ねこだまし」を採用する傾向にあるメガガルーラ相手の場合メガシンカ直後は素早さで負けており、しかもメガシンカしても耐久に努力値を振らないとすてみタックルで確実に落とされてしまう。

余計なダメージを喰らわないように後出しを避けるか、相手の攻撃に最低限耐えられる程度の耐久を確保するようにして、不測の事態に対応できるようにしておきたい。

幸い、攻撃力は種族値が高い分無補正・無振りでも十分確保できる為耐久には努力値を回しやすいのだが、前述の通り技の火力が不足している分攻撃の努力値も欲しいジレンマもある。

対のメガサーナイト同様、トレーナーの実力が大いに試されるポケモンと言えるだろう。

なお、運用の際はメガルカリオが比較対象に挙げられる。

あちらと比べると耐久の数値こそ上回っているものの、あちらははがねタイプの優秀な耐性で(弱点はメジャー寄りとは言え)ある程度補っている。メガシンカ前後の素早さもあちらが上である。

一致技の火力もてきおうりょくや習得技の関係でどうしても劣りがち。そして対ひるみ特性に関しても上記の通りとなかなか考えさせられる。

ルカリオに対しては「メガシンカ読み猫だまし」という行動が成立してしまうため、この点ではこちらが優れている。

一致火力でのゴリ押しメインのメガルカリオに対して、安定火力のメガエルレイドと言った所であろう。

ORAS初期環境は同時期に追加されたメガボーマンダが非常に幅を利かせているのが難点。

一応れいとうパンチと言う対抗打があるものの、実はいかく無し＋耐久無振りでもメガマンダの体力が満タンだった場合は確定1発に出来ない。

また、ファイアローのブレイブバードでもメガシンカ前同様確定1発にされる。

定石と言えば定石であるが、不利な相手は無理に相手をしないようにする事も重要である。