中京テレビ
ちゅうきょうてれびほうそう
概要
1969年4月に開局した名古屋市昭和区にあるテレビ局。リモコンキーは4ch。中京圏で関東とリモコンキーIDが一致するのはNHK教育(Eテレ)を除けばここが唯一である。
名古屋市内にあるテレビ局の中では本社が都心から離れた昭和区にあるため、2016年度をめどに名古屋駅近くのささしまライブ24地区に移転する予定である。
本社が都心から離れた場所にあるのは中京テレビの親局周波数がUHF35chで、UHF電波を遠距離まで届けるためには高い丘陵地帯が必要だったこと、名古屋空港への飛行機の進入経路の邪魔にならない場所、警察無線への混信妨害を起こさない場所として昭和区高峯町が最適だったためである。詳細は東山タワーの記事を参照。
自社制作の番組と合わせ、月曜日から木曜日まで5時20分から19時まで14時間近くにわたって生放送を行っている。金曜日は11時から「それいけ!アンパンマン」を放送するため連続生放送とはなっていない。
2014年、めでたく開局45周年を迎えた。
放送局概略
ニュース系列 | NNN |
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番組供給系列 | NNS |
略称 | CTV |
愛称 | 中京テレビ |
呼出符号 | JOCH-DTV |
呼出名称 | ちゅうきょうテレビデジタルテレビジョン |
リモコンキーID | 4 |
親局 | 名古屋19ch |
主要中継局 | 豊橋17ch 中津川17ch 名張19ch他多数 |
アナログ放送時代、広域放送を行う放送局で唯一親局がUHFを使う放送局だった。アナログ時代の親局の出力は映像30kwとかなり大きかった。(中京テレビ以外の広域放送局は全てVHFを使用していた。)
親局がUHFだったため開局時、名古屋市周辺ではVHFアンテナしか立てていない世帯、コンバータを持っていない世帯が多く、営業活動で大きく苦労したらしい。
アニメ事情
在名放送局で唯一30分アニメの自社製作実績がない(東海テレビは2009年7月期より関西テレビとの共同制作という形で参入。その他の3局は自社製作実績多数)。
UHFアニメ放送への参入は在名放送局どころか近畿地方2府4県の民放を入れても一番遅く、2007年5月から放送を開始した「アイドルマスターXENOGLOSSIA」が一番最初である。
UHFアニメのネット局において在阪局との組み合わせは毎日放送以外の朝日放送、テレビ大阪、関西テレビ、読売テレビ各社との実績を持つ。
「逆境無頼カイジ」以来廃止された日本テレビ製作深夜アニメの同時ネットを2014年春より開始したが2クール限りで取り止めた。また、UHFアニメに関しては基本的に読売テレビおよびその子会社である読売テレビエンタープライズが制作に関与した作品を月曜日の深夜に放送していたが、2015年冬アニメだった「夜ノヤッターマン」を最後に廃止された。同じく2015年冬アニメをもって深夜アニメ枠を廃止した福岡放送もそうなのだが、BS日テレで深夜アニメを放送されては、視聴者層が限られがちな物をわざわざ地上波でやることもないか、と考えてしまうのかも。
ところが2015年秋アニメの「ルパン三世(イタリア版)」(日本テレビ製作)から、深夜アニメ枠が再開されることになった。これまた福岡放送も同様である。
日本テレビ製作のアニメ「それいけ!アンパンマン」は日本テレビでの放送枠がローカルセールス枠のために遅れネットとなっているが、遅れ幅は1週間と遅れネットを行っている系列局中最短である。
資本関係
開局時は日本経済新聞資本が強く、同じように日経資本が強い東京12チャンネル(後のテレビ東京)とネットワーク関係を結んでいたこともある。
現在日経資本は薄くなり、大株主にキー局の日本テレビや名古屋鉄道などが名を連ねている一方、地元有力紙の中日新聞との関係が皆無に等しい。
お笑いマンガ道場
1976年4月から1994年3月まで放送された中京テレビを代表する番組。最初は中京ローカルだったが、後に東京12チャンネル(1980年3月まで)、日本テレビ(1980年10月から)を筆頭に系列各局で放送された。
番組内での富永一朗と鈴木義司の掛け合い(富永が鈴木を「土管で暮らす貧乏人」とこき下ろす、鈴木が富永を「スケベな貧乏人」とコケにするなど)は番組名物だった。
チュウキョ~くん
マスコットキャラクター。カービィというかonちゃんにそっくりな体形をしている。
2歳。寿命は1000歳らしいのでまだ子供。基本は「チュウキョー」しかしゃべらないが、番宣などでは
挨拶程度はしゃべれる。
関連記事
メ~テレ…在名ライバル局。1970年代前半にテレビ朝日(当時はNET)の番組をめぐって揉めたことがあり、これが元で中京テレビは日テレ(単独)系列局へ移行することになる。