CV:新谷真弓
概要
ホープキングダムに伝わる「レッスンパッド」に宿るフェアリー。シャムネコのような姿をしている。
プリンセスプリキュアの3人が真のプリンセスになるための"たしなみ"を学ぶ授業「プリンセスレッスン」の教師役。またプリキュア達の必要な教育も一手に引き受けている。プリンセスレッスンは彼女の用意するものを受けるのが基本だが、プリキュア個人が希望するレッスン(テニスやドレスづくりなど)も引き受けてくれる。さらにはプリンセスレッスンだけでなく、アロマとパフのロイヤルフェアリーとしての昇進試験も請け負っている。
一人称は「ミー」で、パフやアロマとは異なり、語尾に何もつかない代わりに英語混じりの口調で喋り、猫の肉球を模したステッキを持っている。彼女の用意したレッスンに合格すると、そのステッキで額にスタンプのように押される。
特殊な環境が必要なレッスンをする場合は「レッスンステージ」と呼ばれる異空間を作り出すことができる。ここはレッスン内容に応じて必要な広さと設備が確保できるフレキシブルな空間で、ミス・シャムール自身も下記イラストのようなスタイル抜群の長身美女へとフレキシブルに姿を変えることができる。
なお、人間化しても英語混じりの口調は変わらないが、声質はその姿に合わせてエレガントで落ち着いたものになる(とはいえダビィほど極端には変わらない)。
基本的にはプリンセスレッスンの時のみの出番で、重要な局面の回には登場しない事もある。話が進むにつれて彼女の隠された能力が明らかとなっていく・・・(後述を参照)。
各話ネタ
■第6話
- 初登場。3人のプリンセスプリキュアが揃い、本格的なレッスンを始めるために呼び出される。
- 早速アフタヌーンティーの作法についてレッスンを開始。紅茶の淹れ方や美味しい飲み方について詳しいみなみやきららと違って茶葉の缶の開け方すらままならないはるかを見て呆れていた。
■第7話
- はるかに呼び出され、彼女に頼まれてテニスのコーチを任される。初めて人間態となり、テニスコートが完備されたレッスンステージも用意した。
■第8話
- ノーブルパーティで着るドレスを手作りすることにこだわるはるかに呼び出され、沢山のドレスが用意されたレッスンステージでドレスの作り方を教える。
■第13話
- 謎の少女の影響でバイオリンに興味を持ったはるかに呼び出され、今回はバイオリンのレッスン。今回もはるかは全くの初心者からのスタートだったのだが、あまりにもひどい音を奏でたために思わず人間態から妖精に戻ってしまい、「基礎の基礎から特訓で~す・・・」と言い残し、そのまま気絶してしまった。なお、シャムール本人の発言により、カナタ王子も彼女の教え子である事が判明した。
■第15話
- アフタヌーンティーのレッスンではるかが淹れた紅茶を飲んで満足し、彼女に合格点を与えた。レッスン終了の証として、はるかの額にステッキでスタンプを押す。
- 合格点をもらって浮かれるはるかにエラそうな態度をとるアロマに「ユーもまだ見習いでしょ?」と手厳しいツッコミを入れ、執事とメイドの試験を受けることになったアロマとパフに魔法をかけて二人を人間の姿にする。
- 翌日の夕方、アロマに今回のテストも不合格であることを通達。前回と何も変わっていないことや執事にとって大切なものが分かっていないことを告げるが、アロマはそれを受け入れられず、目に涙を浮かべてその場を走り去ってしまった。
- ゼツボーグとの戦いの後、アロマが執事にとって大切なものを理解した様子を見て、合格点こそ与えなかったが「合格に一歩近づいた」と前向きな評価を下した。パフには合否の結果を伝えなかったが、そこはお察しくださいということだろう。
■第19話
- 練習中の新曲を早く物にしようと焦るはるかに、気持ちを落ち着けて一つ一つ丁寧にバイオリンを弾くよう諭す。また、今はるかが練習している曲はかつてカナタが妹に教えていた曲であることを明かし、当時のことを思い出していた。
- はるか達がゼツボーグを退治した後、雨が上がった庭でみなみ達と一緒にはるかの演奏を聴いていた。
■第23話
- ずっと行方不明だったトワと再会。幼かったトワが立派なレディに成長したことや彼女がキュアスカーレットとしてプリンセスプリキュアの一員になったことに感激していた。
■第26話
- 風邪でトワが倒れた事をアロマから電話で知らされ、ホープキングダム直伝の風邪に効く紅茶葉を生成する。
- 生成した紅茶葉が入った瓶を受け取りに着たアロマに渡す。
■第33話
- 初のメイン回。はるか達にメイクレッスンを施す。メイクの仕方に悩んでいたはるかがアドバイスをもらおうと彼女を呼び出そうとしたらレッスンパッドはもぬけの殻だった。パフによると朝早くにクロロを連れてどこかに出掛けた様子で、自由に行動出来た様子にきららは長らく彼女をレッスンパッドのみの存在と思い込んでいた。
- 道中、彼女は鳩と会話していたり、二足歩行の状態で人間の大道芸人の手助けをしたり、街中で暮す猫達の会合に参加したりと自らも外の世界を学ぶ為、はるか達が必要としない時を見計らってちょくちょく外に出掛けていたようである。
- クローズに強要され満足が行くメイクも出来ないまま出撃を余儀なくされたシャットと遭遇し、プリキュアがゼツボーグと戦っている隙に彼が非戦闘要員のパフとアロマ、七瀬ゆいを襲おうとしたところ臆することなく立ち向かい、人間態で挑み彼を翻弄する。その際にメイクが満足に出来ていないと指摘をし、彼にメイクレッスンを施し、満足がいくメイクが出来た彼を合格とみなし戦闘終了、彼は幸せそうに立ち去って行った。
- 「敵にレッスンしてどうするロマッ!!」と呆れ気味に怒るアロマに対し、「笑顔を守るのがプリンセスプリキュアの使命。元気の無い人を励ますのもプリンセスの嗜みよぉ」と言い切る。
- 「例え戦う相手であっても。それがエレガントというものよぉ」という台詞から、故郷を奪った敵であっても、心身共に弱っている、窮地に追い込まれている者を助けるべしという強固な信念が読み取れる。
余談
人間の姿になれる猫型の妖精と聞いてスイートプリキュアの黒川エレンを思い出す人もいたようで、ネタバレ画像が出た頃には早速コラボイラストが投稿された。⇒エレシャム
また、同じく人間の姿になれる猫っぽい妖精ダビィとの共演イラストも投稿されている。
更に、元が猫型の妖精が三人そろったということで、こんなイラストまで・・・。
中の人繋がりネタのイラストも投稿されている。
因みに語尾に何もつかない代わりに標準語で喋らない妖精は、フレッシュプリキュアのタルト以来となる(タルトは関西弁で喋る)。
ちなみに余談であるが大きいお友達にはシャムールの好物は鳥肉に違いない!と既に想像されている・・・えっ!?まさかここでも!?