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潜水空母の編集履歴2015/10/28 15:33:35 版
編集者:清瀬桜李
編集内容:そうりゅう型

潜水空母とは

「潜水空母」伊400型

潜水艦が第一次世界大戦で実用化されて以来、隠密性には優れるが偵察力や攻撃力に乏しい潜水艦に航空機を搭載してその弱点を補うことは世界各国で模索されていたが、実用にこぎつけたのは大日本帝国海軍(日本海軍)のみである。その日本海軍も搭載できたのは大半が専用の小型偵察機のみであるが、伊400型(とこれを補う伊13型)は通常の爆撃機に匹敵する特殊攻撃機「晴嵐」を搭載することが可能になった。これを称えて、1隻につきわずか3機しか搭載できない(伊13型は2機)にも関わらず、潜水空母と呼ばれることもある。

とはいえ、1機当たりの攻撃力の低さと3機といういう搭載機数、搭乗員や機体の回収まで母艦が拘束されることを考えると、実用性に乏しくせいぜい奇襲に使える程度なのは明白である。

伊400型は終戦間際に完成し敵泊地襲撃のため出撃したが、戦闘開始前に終戦を迎え、実践を行うことなく廃棄処分された。

第二次大戦終結後

冷戦時代以降、潜水艦にミサイルを搭載することが可能になると潜水艦に有人航空機を搭載する意義は希薄となり、潜水空母が開発されることも無くなっている。

ミサイルの一種である巡航ミサイル無人航空機の一種とも見られるため、ある意味では巡航ミサイル潜水艦は潜水空母といえるかもしれないが、ALCM

空中発射型巡航ミサイル)を搭載した爆撃機が空中空母と呼ばれないように、巡航ミサイルを発射可能だからといって潜水艦が潜水空母と呼ばれることはないだろう。

冷戦終結後、戦略型原子力潜水艦の存在意義の向上と弾道ミサイル等に使用するVLSの空きを利用し、無人航空機の発射管として利用する計画がロッキード・マーティン社とスカンク・ワークスにより進められていた。(潜水艦発射回収式多目的無人航空機、MPUAV)

発進から回収まで浮上を必要としないなど過去の潜水空母の問題点の解決はしていたが、それ以外の解決しなくてはならない問題は多く、実用化せずに計画は凍結された。

2013年にも同様の計画の実験が行われており、米海軍研究事務所(ONR)の研究により、魚雷発射管からの打ち上げに成功している。

関連タグ

潜水艦 空母 伊号潜水艦 伊400

日本軍日本海軍大日本帝国海軍) 第二次世界大戦

シンファクシリムファクシエースコンバットシリーズに登場する潜水空母。

紺碧の艦隊:伊400型の発展型の伊500型などの潜水空母が開戦直後から実戦配備されている。

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