オトモアイルーとは、モンスターハンターシリーズの一部作品で一緒に連れていくことができるアイルーである。
概要
作中に登場する獣人種のモンスター「アイルー」のうち、ハンターと契約して狩りのお供をするものたちの呼称。
ハンターと共にクエストに参加し、攻撃や採取・スキルによるサポートなど様々な手段でハンターの手助けをする。
ゲーム的に言えばソロプレイ専用である「オフラインクエスト」に連れて行けるNPCであり、言い方は悪いがハンターからモンスターの注意を逸らす事が最大の役目である囮役。
その恩恵は大きく、連続で攻撃を受ける危険を減らすだけでなくオトモアイルーへの攻撃中はハンターにとっての攻撃チャンスともなる。
クエストに連れて行くかどうかは基本的にハンターが選択できる(作品によっては強制参加のストーリークエストがある)。
作品ごとに関連するシステムや仕様に違いがある。
また、育てたオトモアイルーは他のプレイヤーに配信したり受け取ったりする事もできる。
作品別概要
MHP2G
連れていけるのは1匹。
ネコバァから雇用する。名前や毛並みや各ステータスはランダムで選ばれ、提示されたオトモアイルーの中から選んで雇用する。キッチンアイルーとして雇用したアイルーを転職させる事も出来る。
クエスト参加で得たオトモポイントを消費して最大3つのオトモスキルを自由に覚えさせる事ができる。
訓練所・トレジャーハンタークエスト・オンライン集会所には連れていけない。
次のモンスターがターゲットのクエストはオフラインでも連れていけない。
武器は防具の種類・アイルーの攻撃力・攻撃の系統(斬撃/打撃)によって変わる。全14種類、このため「武器の変更」は出来ない。
防具は3種類、しかも見た目のみで特殊な効果はない。
攻撃は武器(斬撃/打撃)と爆弾の3種類。
MHP3
連れて行けるのは最大2匹。
ネコバァから雇用する。名前はランダムで付けられているものから雇う際に変更できるが、それ以降は固定。名前や毛並みや各ステータスはランダムで選ばれ、提示されたオトモアイルーの中から選んで雇用するが、毛並みや性格などを指定して斡旋してもらう事もできる。
クエスト参加で得たオトモポイントを消費して自由にオトモスキルを覚えさせる事が出来るが、装飾珠のようなスロット制が採用されておりオトモスキルごとに消費スロット数が変わる為、同時に習得できるオトモスキルの最大数は一定していない。
訓練所には連れていけない。
オンライン集会所クエストにはパーティが2人の時なら1匹ずつ連れていける。
武器は全94種類からの選択。武器によって加算される攻撃力と攻撃属性、武器属性(打撃・斬撃)が変わる。
防具は兜・鎧それぞれ85種類からの選択。防具によって加算される防御力と耐性が変わる。
攻撃の属性は、武器の変更で可能となり、攻撃手段にブーメランが追加された。
また、コラボレーションとして「名探偵コナン」の主人公:江戸川コナンやメタルギアソリッドの主人公:ソリッド・スネークになりきれる装備が実装された。
MH4
MHP3の時と同様、オトモをクエストに2匹連れて行くことが可能。
メインオトモとサブオトモを設定でき、さらにメインオトモは名前だけでなく容姿を自分好みにカスタマイズすることが可能である(ちなみに、変更できるのは毛並みと色の他、目・耳・尻尾の形状と鳴き声の計5つ)。ただしカスタマイズ出来るのはハンターの作成時だけで、それ以降は装備の変更ぐらいしか出来ない。
野生のアイルーをオトモにできる「ノラオトモ」というシステムが新たに実装され、新たなオトモアイルーの雇用はクエスト中にスカウトする事でのみ可能。
今作では、オトモ同士で強力な合体技を放つことも可能。
どの合体技を使えるかは、サブオトモの傾向によって変わってくる。
種類は「ネコ式火竜車」・「ネコ式突撃隊」・「ネコ式応援楽団」の3つ。
上のイラストは左が「ネコ式火竜車」、右が「ネコ式突撃隊」を描いたもの。
また、アイルー村のような外観のオトモの育成施設:ぽかぽか島があることが判明している。
モンニャン隊のシステムも変更されており、MHP3の時のように送りっぱなし…というわけではなく、プレイヤーがオトモのチーム構成を考えてモンスターと戦わせる一種のミニゲームのような扱いになっているらしい。
他にもオトモと一緒に魚を捕まえる投げ網マシーンや、オトモスキルに変わる「トレンド」、オトモのモチベーションややる気を示す指標が「なつき度」から「テンション」に変更されるなど、いくつかの新システムが実装されている。
今作でもコラボレーションとしてスーパーマリオシリーズの主人公:マリオとルイージになりきれる装備が実装予定だという。
MH4G
MH4の要素を引き継ぎつつも、新しいトレンドやスキル・新モンスターのオトモ装備が登場している。
MHX
連れて行けるのは最大2匹。
MH4(G)の仕様をベースに雇用方法やオトモスキルのシステムなどMHP3の仕様を加えており、初めて任意でターゲット傾向(大型狙い・小型狙い等)を変更出来るようになるなどカスタマイズ性が向上している。
MHX仕様の最も特徴的なところを一つ挙げるとすれば、オトモアイルーを自分で操作できるようになってしまったところ。詳細はリンク先をご照覧あれ。
雇用はネコ嬢(及びベルナ村以外の拠点にいるネコバァ)に斡旋してもらう形で行う。名前はランダムで付けられているものから雇う際に変更できるが、それ以降は固定。名前や毛並みや各ステータスはランダムで選ばれ、提示されたオトモアイルーの中から選んで雇用するが、毛並みや性格などを指定して斡旋してもらう事もできる。この点はMHP3と同様であるが、外見の指定はMH4(G)での筆頭オトモ作成時とほぼ同様(体色は指定できない)の細かい指定が出来るようになっている。また、最初の一匹の外見と名前はMH4(G)同様に自由に設定できる(サポート傾向はカリスマ固定)。
MH4(G)同様にオトモの所有するサポートスキル・オトモスキルはランダムで設定されており、全てのスキルを自由に習得させられるわけではなく、設定されたスキルも特定の条件で解禁されるまでは習得できない。オトモスキルはMHP3同様のスロット制が採用されているが、スロット数=記憶力という解釈がされている為、レベルアップに伴ってスロット数が増加する仕様になっているので最初から最大数を使う事は出来ないようになっている。
ただ、オトモスキルに関しては「伝授」という形で他のオトモアイルーに憶えさせる事も出来るようになったので、所有スキルがオトモ固有でランダム性の強かったMH4(G)よりは必要なオトモスキルを持ったオトモアイルーを作り易くはなっている。
武器や防具の仕様もMH4(G)をベースとしているが、制作素材である「端材」の入手方法はMHP3仕様となっており、装備の入手はし易くなっている。
防具別イラスト
どんぐりネコシリーズ(MHP2Gにもある防具の一つ)
マフモフネコシリーズ(MHP2Gにもある防具の一つ)
レウスネコシリーズ(MHP3で新たに登場)
ユクモノネコシリーズ(MHP3で新たに登場)
ブレイブネコシリーズ(右)&ケチャネコシリーズ(左)(MH4で新たに登場)