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ウリスの編集履歴

2016-02-14 13:08:33 バージョン

ウリス

うりす

TCG『WIXOSS』に登場するルリグの1体。

TCGWIXOSS』に登場するルリグ(LRIG)の1体で、固有デッキはブラックデザイア(黒)。


得意な戦法はトラッシュを利用した戦術。トラッシュのカードを肥やしてトラッシュのカードを回収したり、一定のトラッシュの量で強力なアーツを発動させたりすることができる。

また黒の特徴である相手シグニのパワーを下げその効果で0になったシグニをバニッシュするという戦術も得意。


他社作品だが、ロードオブヴァーミリオンIIIにゲストユニットとして参戦を果たしている。


アニメ『selector』シリーズにおけるウリス

CV:釘宮理恵


セレクター・浦添伊緒奈が使用するルリグ。他のルリグよりもセレクター同士のバトルに対する嗅覚が鋭く、勝敗結果までも嗅ぎ当てる。性格は残虐非道で、常に沈着冷静な伊緒奈とは対象的である。伊緒奈と同じくセレクターで読者モデルとして顔を合わせることが多く、伊緒奈に激しい嫉妬心を抱きその破滅を願っている蒼井晶およびそのルリグ・ピルルクの行動を気にかけていた。


その本性は他者を「壊す」事を何より好む異常者。本作における絶対悪である。

当初は虫を嬲り殺しににするなど小さなことであったが徐々にエスカレートしていった。本人曰く「やりすぎた」ことで善人のふりをすることを強いられ、窮屈な思いをしていたところにセレクターバトルと出会う。出しの醜い感情溢れ、自分が自分らしく在れるこの闇のゲームに魅了された彼女は、対戦相手の絶望と泣き叫ぶ姿を求めてセレクターバトルにその身を投じる事となる。

故に願いはなく、強いて言えばセレクターバトルを永遠に続けることである。故に肉体の乗り換えにも何ら思うところはない。

そんな彼女でも異常者なりの美学はあり、獲物が自ら破滅するように仕向けることを好む。逆に直接相手を傷めつけることを無粋と評していた。


ウリ奈状態を経て『spread』では最終盤、再び夢限少女となり「全ルリグの解放」を賭けて白窓の部屋にたどり着いた小湊るう子を迎え撃つべく自らゲームマスターのセレクターに指名した。しかし、ウリスが最強のセレクターと見込んでいた繭は実戦経験が皆無でるう子・ユキを前に苦戦を強いられる。


そして、るう子のグロウでタマとユキが融合したマユの前に敗れ去り白窓の部屋の閉じられていた窓が全て開放された瞬間、ウリスの体は無数の腕によって闇に引きずり込まれて殴る蹴るの滅多打ちに遭い“処分”されるという因果応報の末路を遂げた。


関連イラスト

【WIXOSS】ブラック・デザイアセンシティブな作品


関連タグ


愉悦部 サイコパス 絶対悪

釘宮理恵


















ネタバレ注意!正体と劇場版の結末に触れています!

劇場版で明かされた人間時代の本名は五十嵐留未

幼くして母を亡くし、叔父の戸ケ崎家に引き取られた。彼らのように生まれついての悪であったのか、環境のせいで歪んでしまったのかは不明であるが、この時点で既にサイコパス化しており、幸を孤独にすべく車道に飛び込むなど愉悦部としてもすでに一流である。

体罰をはじめ戸ケ崎家で虐待を受けていたようにも見えるが、実子の幸は歪むことなくまっすぐに育っている。虐待のせいで歪んだのか、元から歪んでいて自ら大人たちの嫌悪を招いたのかは不明瞭である(大人たちの暴言もどちらとも取れる)。最終的に叔父夫婦に見放され追い出されるも同然で養護施設に預けられる。


劇場版では彼女なりの美学(のようなもの)が強調され、るう子に幸と同じ目の輝き(綺麗なものだけを見てきたような目)を感じて執着する。TV版と同様の経緯ながら中途半端なひとりぼっちと言う名の本当の孤独を味合わせるべくるう子とタマを引き離した。


しかし晶に刺された際、TV版と異なり傷が癒える前に病室を抜けだしたことで、自殺未遂により病室で眠り続ける幸と再会。壊すことが出来なかった彼女が「壊れた」ことで心境に若干の変化が訪れる。


これが遠因かは不明だがるう子と繭の最終決戦はカード当てではなく、ルリグ同士のリアルファイトへと発展。るう子の繭への説得によって白窓の部屋の世界は崩壊、ウリスは崩落に巻き込まれる。


すべてが終わり、闇に染まった空間で闇に覆われ黒く染まっていくウリス。孤独を快楽としてきたウリスにとっては闇に染まり孤独に漂う事も快楽であり「こんなの最高じゃない」と笑みを浮かべる。そんなウリスの前に現れたのはハナレ=幸。自殺したのは幸の肉体に宿った他のルリグであること、それにより彼女はもはや自分の肉体に戻れない(≒死)こと、自身の願いが「留未=ウリスを救うこと」であったことを告げる。

ウリスはこれまで麻痺していたものが溢れるかのように号泣し、幸に抱きしめらて真っ暗な闇の底へと静かに消えてゆくのだった。



以上のように劇場版では若干の心境の変化は見られた一方で、虐待を受けても笑みを浮かべたり、前述の様に車道に飛び込んだりと自身が壊される事への恐怖も見られず、ある意味TV以上のサイコパスぶりも発揮している。

また、闇に染まった空間に閉じ込められた時でさえ「最高じゃない」と笑っていた為、仮に幸が来なかったとしても本人にとってはこの空間はプラスとなっていたと思われる。


実は繭と対称になる人物(?)


セレクターシリーズにおけるダブルラスボスポジションであるウリスと繭は、共通してる部分や対称的な部分が多い。

境遇は違えど両者とも孤独な環境で生きており、(ただし、孤独を嘆いてる繭とは対称的にウリスは孤独に喜びを感じている模様)ルリグとしては白(マユ)と黒(ウリス)となっており、レベル5時の名前においてもマユの創世とウリスの虚無は言葉のとらえ方によっては対象とも言える。劇場版のナレーションにおいても前半のinfectedのパートにおいては繭、後半のspreadのパートにおいてはウリスが担当している。また劇場版ラストにおいても、かつて白窓の部屋が存在していた場所が崩壊した後は、対称的に黒く染まった空間を形成しており、ウリスがその中で「こんなの、最高じゃない」と呟き、身体を黒く染めWIXOSSにおけるもう一つのレベル5ウリスである虚幸の閻魔ウリスを彷彿させるような姿になっていく様は、ほぼ白一色であった繭とは対称的な姿になっていると視る事も出来る。故に一部の視聴者からは幸が早急に救済しなければウリスがこの空間を拠点に次の「繭」として別のゲームでも始め出すのではないかとも言われている。

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