神松
かみまつ
あらすじ(ネタバレ注意)
ある日、六つ子がいつものように銭湯で湯船に浸かっている中、謎の男がいつ現れたのかもわからないほどにしれっと六つ子に紛れ込んでいた。十四松は彼が言葉を発したのをきっかけに彼の存在に気づき驚愕し恐怖に震え上がるが、他の兄弟たちは帰路でも全く気付かず、寝る前になってようやく彼の存在に気づき驚く。
知らない男が紛れていたことに混乱する六つ子に対し、彼は自身が六つ子から生まれた七番目の兄弟であることを名乗る。ひとまず理解したものの、困惑する六つ子だが、その日はもう遅いため一緒に寝ることにした。
しかしそこから、神による地獄が始まる。
競馬で負けたおそ松には当たり馬券を贈り、カラ松のギターやサングラスをワックスで磨き、金欠で橋本にゃーのライブに行けないチョロ松にはそのライブの特別VIP席チケットをプレゼントし、一松にはたくさんのネコを、十四松とは二人で野球(十四松の暴投をホームランで返す)を、トド松には合コンの幹事としてたくさんの女子を集め、チビ太の屋台では1万円札を払う…そんな神のように出来た弟に、父も母も喜びを露わにし、六つ子の童貞ニートっぷりを受け入れすぎていたことを思い知り蔑み始めた。
そんな彼の姿を見て危機感を覚えた六つ子たちは、神松の殺人計画を企てる。
が、悪だくみをする六つ子から零れ落ちた人としての良い部分を再び吸収した神松は、高身長、ツーブロックの優男へとパワーアップしていた。六つ子たちはそんな神松に動揺し、彼がトト子とデートに行く場面を見て大大ダメージ。一体この後どうなってしまうのか?そしてCMへ…。
CMの間に「ああなって、ああ展開して、こうなり(byトト子)」、六つ子の人としてのクソな部分が集まって出来た怪物のような姿の悪松が召喚され、神松を踏み潰し、この話は終わったのだった。