概要
「ダヨーン族」は、アニメ「おそ松さん」第23話Bパートのサブタイトル。
その大きな口でなんでも吸い込むダヨーンの体の秘密がとうとう明らかに!そしてあのチョロ松に恋の予感…?
普段は6人そろって行動することが多い六つ子だが、今回は上3人と下3人の二手に分かれて行動する。
あらすじ(ネタバレ注意)
(Aパート「灯油」の続き)十四松に指名され、チョロ松は渋々ストーブの灯油を入れる当番になった。しかし、外にあるポリタンクの中の灯油が空っぽであり、買いに行く羽目に。灯油を買うためのガソリンスタンドが見つからず、途方にくれていると目の前に居酒屋があった。チョロ松は我慢できずに(灯油代1万円を使って)居酒屋へ入った。
チョロ松の帰りが遅くて後を追ったおそ松、カラ松も寒さに耐え切れず次々と吸い込まれるように居酒屋へ。居酒屋で合流した3人は灯油代を使って飲んだ。
おそ松「寒さで凍える弟を置き去りにして飲む酒は最高!」
泥酔して眠った3人が目覚めた場所はなんと…ダヨーンの顔をした人たちが住む地底の異界!? 突然見知らぬ土地に放り出された3人は驚きを隠せない。そして何故か大量のダヨーンに追われる羽目に…。
一方なかなか戻ってこない上3人に業を煮やした下3人(一松・十四松・トド松)も探しに行き、居酒屋跡地で酩酊し寝ていたダヨーンを見つけるが、上3人同様ダヨーンの体の中に吸い込まれてしまう。そして探索の末にダヨーン族の宴に迷い込んだ下3人が目にしたものは、ダヨーン族と同化した上3人、祝言を挙げるチョロ松とダヨーン族の娘(娘ダヨーン)の姿だった!
やっと兄達を見つけたトド松は外の世界に帰るように促すが、ダヨーン世界にすっかりなじんだ上3人はそれを拒否する。このダヨーンの世界は、ダヨーンの体内王国であり、本体が吸い込んだ家電やAV、麻雀の自動点卓などがあり何不自由ない生活を送れる。その上ダヨーン族は全員同じ顔でおおらかな性格をしており、誰もニートであることを気に留めないし注意しない。
これらの理由から兄達3人はダヨーン世界に残ろうとするが、当然トド松は強制送還させようとする。
その光景をみてチョロ松は怒り、「本当は外で就職したいこと」や「外での就活アピールは何をやっても全然実らないこと」、「そんな自分が出来ることは部屋にこもってチョロシコスキーな毎日」とこれまでの自身の本音をぶちまげる。終いには、「何をやっても駄目な自分はこの世界でダヨーンになるしかない」と言い出す。
トド松「いや、ダヨーンになるしかないことはない。あと、今の発言ダヨーンに失礼だよね?」
しかし、これらの本音を聞いた娘ダヨーンは、チョロ松との結婚式を取りやめることを決意し、チョロ松が式を続行しようとするとそれを拒否する。他のダヨーン族も娘ダヨーンと同じ考えであり、上3人を追い出そうとする。そう、娘ダヨーンは「チョロ松のことが本当に好き」だからこそ、その本音を尊重するためにわざと追い出そうとしているのである。
その意思を汲み取った3人はようやく帰る決意をし、ダヨーン族はそれを見送った。チョロ松はそれに笑顔で返した。
こうして六つ子は無事外の世界に帰ることになった。ダヨーンの肛門から。
ゲストキャラクター
- ダヨーン族(声:飛田展男)
ダヨーンの体内に住む、ダヨーンのような大口の人たち。「ダヨーン」しかしゃべらない。温暖な気候(?)のせいか、南国風の衣装を着ている者が多い。生活で特に不自由していない為かほとんどの人、と言うかダヨーンの性格は温厚。その正体は不明だが、ダヨーン世界を受け入れたおそ松たちが次第にダヨーン化していっていることから、ダヨーンに吸い込まれた元人間の可能性もある。
ダヨーン族の若い娘。ダヨーンの体内に迷い込んだチョロ松たち上3人と出会い、チョロ松と意気投合し結婚を誓う。
備考
- 当アニメでは前回の話を引きずることは少ないが、今回はAパート「灯油」から話が続いている。
- 今回は「おそ松さん」のキャラクターデザインを担当している浅野直之氏が作画監督を担当してる。浅野氏は他にも「神松」、「ファイナルシェー」、今回の「ダヨーン族」のストーリー原案として参加しており、そのアイデアを脚本家の松原秀氏と藤田陽一監督がブラッシュアップしてこれらの3本は製作されている。
- 作中お遊びで、「銀魂」のジャスタウェイやエリザベス(監督藤田陽一つながり)、そして「天才バカボン」のレレレのおじさん(原作者赤塚不二夫つながり)がカメオ出演している。
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