鋼の艤装は戦うために
高鳴る血潮は守るために
秘めた心は愛するために
概要
艦隊これくしょん(アニメ)をベースにした再構成SSシリーズである。
別称『艦これアニメ再構成ノベル』。
第一部『如月作戦』編はアニメ版第一期とほぼ同時並行に連載されていた。
2015年1月11日に第一話『吹雪が鎮守府に着任しました』が投稿。
同年3月26日、アニメ版第一期最終話の最速放映の直前に第一部の最終幕となる『朝の光、眩しくて』を投稿。
短編を挟んで現在は第二部と第三部を同時並行で連載中。
作風として、名目上はアニメのパラレルワールドであるが、アニメ未登場の艦娘、提督以外の人間も多数登場するのが特徴である。
また、性質上史実に縛られる艦隊これくしょんの傾向そのものであったり(例えば史実では駆逐艦は格下の「艦艇」と見られていたが、この作品では駆逐艦の価値が非常に重んじられており、「軍艦」である空母や戦艦が駆逐艦の指揮下に置かれる事もある)、提督以外の人間を描かずに特定カップリングに固執するブラウザゲームや、そのプレイヤーに対する皮肉も多数描かれている。
暁型の暁・雷・響を外し、深雪・雪風・照月を加えた第六駆逐隊、「大本営(=運営)から受けた甲種勲章より、(原作ゲームでは一切描かれていない)避難民の手作り勲章の方が価値がある」等が典型である。
各部のあらすじ
第一部「如月作戦」
物語は『鎮守府』に特型駆逐艦・吹雪が着任した所から始まる。
鎮守府の提督(電LOVE)に励まされた吹雪は、グダグダな鎮守府を立て直す事に一役買う。
吹雪は第三水雷戦隊の友人である睦月や夕立と共に海上護衛任務に励む。
その中で吹雪は独特の美学を持つ船長との邂逅で守るべきものを知る。
加賀や電などの艦娘達とも吹雪は心を通わせていくことになる。
だがW島攻略の準備を行う際、『艦娘は史実による運命を繰り返そうとしている』という流れを吹雪は知る。
友を失いつつも吹雪との出会いで再起する電。運命に挑む仲間を見守る赤城。
そして鎮守府を支える如月の損失を阻止すべく、吹雪は仲間達と共にW島攻略作戦に臨む。
第二部「新編、第五遊撃部隊」
吹雪・睦月・夕立は、蒼龍が提案した『第五遊撃部隊』の中核として配属される。
そして第五遊撃部隊はトラック泊地の『司令官』の指揮下に入る。
吹雪の義理の兄である司令官が気になるのは瑞鳳で……。
しかし第四駆逐隊と西村艦隊、響と大和達、島風と能代達など艦娘達は過去と向き合う。
そんな中、カレー洋で雲龍型の葛城を救い出したトラック泊地は鎮守府と共闘して『渾作戦』を発動する事を決める。
渾作戦の死闘の最中、吹雪・睦月・夕立は島風・能代・春雨・五月雨ら二水戦メンバーと共闘して駆逐棲姫を撃破。
駆逐棲姫からドロップしたのは、本来ミッドウェーに間に合わなかったあの防空駆逐艦・秋月だった。
第三部「不滅の水雷魂」
渾作戦終了後の北方海域を中心としたエピソード群。
『連合軍が生き残り』ことサバイバー・アライドフォースとの邂逅。
艦娘と触れ合う人間達。
かつての加賀の恩人の船である萩風との再会。
いつの間にか吹雪の直属の部下になっている瑞鶴。
そして秋月は第五遊撃部隊の一員としてどのような結論を出すのか。
第四部「人と艦娘の絆は砕けない」
備えよう。
登場キャラクター及び設定
第五遊撃部隊
第一部の終盤から登場。
アニメ版にも同名の第五遊撃部隊が存在したが吹雪が中核メンバーである事を除いて編成は違う。第十戦隊に所属している。
アニメ版第三水雷戦隊の三水戦トリオを中枢にした水雷戦隊である。
- 吹雪
主人公にしてトラック司令官の義妹。そして初期艦の一隻。
頭が切れる、赤城に対して異常なまでの愛情を見せるなどアニメ版吹雪に準じた設定。
海上護衛や仲間達との触れ合いを経て成長していき運命(さだめ)の軛の存在を知って立ち向かう。
なおアニメ版と異なり鎮守府提督に対する恋愛感情はない模様。
ニンジャネームは「ゲシュテーバー」(ドイツ語で「吹雪」)
- 睦月
吹雪の親友。アニメと違い「にゃしぃ」が口癖。
加賀と舞風の仲介を行った事もある。
睦月型と腐れ縁がありながらその縁から逃げてるように見えた夕張に対しては辛辣な側面も。
だが如月作戦を経て夕張の事を認めてはいる様子。
ニンジャネームは「ジャニュアリー」(英語で「一月」=「睦月」)
- 夕立
吹雪の親友。運命の軛のせいか比叡や長良から畏怖されている。
綾波からはソロモンの悪夢の気配を感じ取られている模様。
渾作戦の時に改二に果たし『ぽい』を失うが、第三部ではいつの間にかぽいぽい鳴いている。
ニンジャネームは「ぽいぬ」
- 秋月
元駆逐棲姫。
史実において第二駆逐隊を指揮していた事から春雨を護ろうとしていた念がその姿を取った。
渾作戦での死闘の果てに第五遊撃部隊入り。米軍にはあまり良い印象を抱いていない。
鳳翔・龍驤・加賀らのとんぼ釣りだった睦月型の事を尊敬している。
ニンジャネームは「オータムムーン」
- 瑞鶴
第一部中盤から登場。未熟ではあるものの吹雪や榛名、夕立との仲は良好。
第三部において『改二になって加賀より胸が大きくならなかったら【ずいずい】と呼びなさい』という賭けに負ける。そして司令と加賀の差し金で吹雪の部下となる。
オリジナル改修を受けており、『加賀よりも大きいスロット数』『夜戦可能』『迷彩』という水雷戦隊のための第五遊撃部隊カスタム仕様となる。
- 矢矧
第三部から登場。
吹雪、秋月と共に運命を殺す者(運命スレイヤー)と謳われる。
世界一の船は大和だと言ってきかない。
第五遊撃部隊に参加した艦
- 三日月
睦月型。瑞鳳のお手伝いととんぼ釣りをする真面目な子。
- 由良
第五遊撃部隊の面倒を見る軽巡のお姉さん。
駆逐棲姫(後の秋月)に負傷させられるものの罪悪感に駆られる秋月を許し、励ました。
- プリンツ・オイゲン
ドイツ艦。酒匂と共にB島に追い詰められていたが救われる。
ドイツからは海上封鎖されているため第五遊撃部隊の世話になっていた事も。
- 葛城
帝国最後の空母。カレー洋作戦でドロップする。
吹雪とはお互いにちゃん付けしあっている。
第零駆逐隊
もう一つの始まりの駆逐隊。
- 電
鎮守府提督の初期艦にして彼の嫁。
当初は深雪や如月、時雨と共に戦っていた。
吹雪が着任する以前に運命の軛に従わされるまま深雪と衝突事故を起こして轟沈させてしまってから当初は心を閉ざしていた。
しかし吹雪との交流を経て再び前を向いた。現在は第五遊撃部隊に所属しており第六駆逐隊に出戻るつもりはない模様。
吹雪と艦娘ラブライカを結成した(声優ネタ)
- 如月
第一部のヒロイン。精神的な大人。
彼女の運命の軛を打ち破る事が第一部の最終目標となる。
鎮守府の古参で電に対しても面倒を見たりしている。金剛の事はおばさまと呼んでいる。
第一部以後は第二海上護衛隊の旗艦として輸送船の海上護衛に尽力している。
第二部中盤で改二になり旧式である事を感じさせない駆逐艦エースとして鎮守府を支えている。
第三部では椿タクなる民間人の彼氏が出来る。またかつての上艦である鹿島も来て、大分落ち着いた。
- 時雨
電、如月、深雪と共に鎮守府の初期から居た。
西村艦隊や第四駆逐隊との確執を抱えていたが少しずつ折り合いをつける。
二部までは出番は少なかったが三部では吹雪の助力を得て、艦娘としては何も知らぬ嵐と萩風を救助に行くという「狂気」の沙汰に出る。
- 深雪
電のかつての親友。
電の旧友。短編では電と共に連携した事もある。
運命の軛通りに電によって衝突事故を起こされ轟沈。
神通の激しい訓練の直後の出撃で轟沈していたが……。
- 照月
第三部から登場。
電を「大将」と呼んで慕う(ちなみに史実で第六駆逐隊と組んでいた時期もある)
スタイルは違うが電の後輩キャラ。
第三水雷戦隊
アニメ版に準じた構成。
第一部の吹雪・睦月・夕立はここに所属していたが如月作戦の完全勝利と共に解隊される。
- 川内
◆艦◆ カンムス名鑑#01 【ヤセンスレイヤー】 ◆艦◆
レーダーで殺され、自らも致命傷を負ったライトクルーザー「センダイ」が正体不明のカンムスソウルを取り込み地獄の淵から蘇生した。
地の文=サンへのキョジツテンカンホージツと全ての夜戦への激しい情念が、彼女の強さの源だ。
- 那珂
相変わらずのアイドル。
- 神通
元「鬼の二水戦」の旗艦。深雪の轟沈事件に関わっていた。
しかし雪風達からは未だに慕われている。
彼女が救われるのは第三部である。
第四艦隊(第四水雷戦隊→第二海上護衛隊)
アニメ版のW島攻略作戦に準じた面々。
史実における第六水雷戦隊(夕張&第三十駆逐隊)+球磨・多摩のアニメ版第四水雷戦隊をモチーフにしている模様。
外伝の海上護衛編の後に卯月を参入させて第二海上護衛隊にスライドした。
- 夕張
四水戦旗艦。睦月型を指揮していた史実を受け入れ、如月を守る為に長10cm砲を量産した。
睦月からは睦月型を大事にしていないんじゃないかと思われて一時反感を買っていたが後に和解。
- 如月
第零駆逐隊を参照。
- 鹿島
第三部で登場。
第四艦隊、旗艦、鹿島!
- 弥生
如月、望月と共に第三十駆逐隊を結成。夕張にきつくあたる睦月にビンタをかましたが後に和解。
後に春雨・白雪と仲良しトリオを結成する。
- 望月
第三十駆逐隊。球磨多摩と共に炬燵に入ってるのが日課。
- 球磨
アニメのW島攻略作戦において多摩と共に参加していた。
自分達では如月を守れないと考えて四水戦を解隊しようと考えていたが大井に愛が足りないと発破をかけられて多摩と共に参戦。
如月を運命の軛通りに何度でも沈めようとした戦艦棲姫に対して『史実で居なかった艦』故の決定的な捨て身の一撃を与える。
- 多摩
球磨と共に如月を救うべく命を賭す。
にゃあにゃあ言ってても精神的には大人でありエンガノ組の一隻として秋月を諭す事も。
- 卯月
如月作戦以後の追加メンバー。睦月が第三十駆逐隊に戻ってこなかったから。
加賀に可愛がられている。
第二水雷戦隊
能代・島風の居た頃の編成がベース。この二人に加えて白露型と夕雲型を中心に据えている。
通称『華の二水戦』
- 島風
二水戦のエースにして問題児。
如月作戦には参加していないが第二部において二水戦の仲間の存在に気付いて成長の兆しを見せる。
- 能代
二水戦旗艦にして島風の相棒。
- 朝霜
島風を気遣っている。
- 五月雨
睦月型の面倒を見ているのを見守っている。
酷いドジっ子で如月に面倒を見てもらっているらしい。
また初期艦の一人。
- 春雨
第二部から登場。演習では朝霜と共に島風を援護しようとした。
夕張の事を怖がっているらしい。弥生、白雪と仲良し。
ある人間によって心に深い傷を負わされるが、少しずつ癒されていく。
- 村雨
卯月と一緒に悪戯しまくり。
第十戦隊
空母護衛の水雷戦隊。如月作戦の成功を経て南雲機動部隊の護衛艦としての自覚を高める。
- 雪風
最強の陽炎型。恩人であるらしい電を「しれぇ」と呼び慕う。
島風を演習で叩きのめし彼女に奇跡の駆逐艦になれと言い放つ。
よく天津風から連装砲くんを借りている。
- 長良
第十戦隊旗艦。過去のトラウマからか夕立をさん付けする。
第四駆逐隊
- 萩風
第三部から登場のヒロイン。
かつて炎上した加賀を舞風と共に必死で救助した後、赤城に雷撃処分を下した悲しき陽炎型駆逐艦。
当初は駆逐水鬼として松野カナトに悲しみを押し付けるだけだったが、その後吹雪と時雨に救われカナトと結ばれる。
健康絡みで山雲と仲良し。
秘奥義は『活伸砲・神楽』
- 舞風
史実において赤城に雷撃処分した運命の軛を持つ。その時、加賀の乗員を萩風と共に救助している。
睦月の仲介もあって加賀と少しずつ打ち解ける。
第四駆逐隊では地味に一番の練度を誇る。嵐からは「マイ」と呼ばれる。
- 野分
赤城達を今度こそ守りたいという願いから吹雪と意気投合。
満潮や朝雲からは睨まれているが少しずつ折り合いをつけていく。
- 嵐
カナトのライバル。
萩風を気にかけるが、江風との仲ばかり進展していく。
- PTボート群
萩風とカナトの子供。赤塚先生ごめんなさい。
- おそ鬼
長女。セッ○○連呼している。これでもネーサン。
- カラ鬼
次女。さすカラ。
- チョロ鬼
三女。鬼のお姉ちゃん。
- 一鬼
四女。実は一番ヤバい。
- 十四鬼
五女。サンタさんを夕立と共に捕獲するような子
- トッティ
六女。元ネタまんまじゃねえか。
- 時雨
けじめをつけるべく舞風と野分に了承を取って、史実では有りえなかった第四駆逐隊入り。
詳細は第零駆逐隊参照。
機動部隊
- 赤城
吹雪の憧れの空母。
如月の成否に運命の軛を破れるかどうかを見ており如月の生還を喜んだ。
- 加賀
吹雪との演習を経て「赤城さんを守る」という信念を認め合う。
舞風の事も気にかけている模様。
- 蒼龍
第五遊撃部隊に「緊急時には空母や戦艦に対して指揮権を持つ」という条件を発案した張本人。
- 飛龍
蒼龍の相棒。
- 翔鶴
瑞鶴の姉。
- 隼鷹
当初は橿原丸として輸送船になっていたが吹雪達の護衛を経て艦娘化する。
- 龍驤
赤城と加賀にタメを効ける数少ない軽空母。
戦艦
- 金剛
提督LOVEの一人。深雪を失った電を励まそうとしていた模様。
- 長門
現在の秘書艦。電を「先代殿」と呼ぶ。
重巡洋艦
- 足柄
合コンではなく合同コンバットだと思ってたら合コンだった。
- 古鷹
第六戦隊の優しいお姉さんで吹雪にも目をかける。運命の軛フラグが立っているが……。
如月作戦では青葉と共に吹雪達を援護した。
- 青葉
鬼怒と組む。
その他
- 鎮守府提督
電LOVE。
駆逐艦の艦種を知らない節があるらしく政治家としては有能らしいが戦略家としては穴が多い。
変態糞提督と呼ばれている事もあり、睦月や夕立、曙などからはボロックソに批判されたことも。
- 漣
暁の親友。初期艦の一人。
トラック泊地
第二部から登場するもう一つの鎮守府。
- 吹雪紫礼(トラック司令官)
搭乗当初の階級は大尉。
初期艦は吹雪だがトラック泊地に来る前は吹雪を出撃させなかった。
元駆逐艦乗り故に駆逐艦を軽視している節もあるが、艦娘の運命の軛を許せない熱血漢。
吹雪からは「お兄ちゃん」と呼ばれている。瑞鳳が気になっている模様。
第二部で『アーケードシステム』による妖精化で艦娘と共に戦う事が可能になった。
第三部で瑞鳳によってパパにされ、その頃から野分の事をのわっち呼び出す。
渾作戦以後、少佐に昇進して『提督』になるのだが本名が『シレイ』なので結局みんなから司令と呼ばれる。ちなみに「吹雪」は姓である。
- 瑞鳳
司令の嫁。
司令官の義妹である吹雪から「お姉ちゃん」と呼ばれて仲良くなる。
第三部で遂にケッコンカッコカリを果たす。
- 叢雲
初期艦の一人。吹雪の旧友でもある。
人間
- 橿原丸船長
橿原丸の船長。弓道警察。
橿原丸が艦娘化して弓道を使うのが嫌だとして空母の弓道を批判して吹雪から反感を抱かれていたが後に和解。
また橿原丸改め隼鷹も陰陽空母なので本人は良かった模様。
如月作戦でも艦娘待機船で吹雪達を送り届けていた。
- 松野カナト
司令の従兄弟。水無月島(ミッドウェー)の生存者。
当初は史実に縛られる艦娘に対して怪訝だったが、コロネハイカラ近海の戦いで駆逐水鬼(萩風)に捕虜と化し、PTボート群のパパにされる。
吹雪・時雨によってバニラ湾の攻略が終わった後は萩風と結ばれ、特にミッドウェーを乗り越えることに対して精力的になる。
司令と共にアーケードシステムを使える数少ない人間であり、第四駆逐隊と深く関わる。
- 東住群歩
17歳にして大尉。戦車隊の隊長を務める天才少年。
元陸軍だったが、渾作戦の戦いを契機に鎮守府陸戦隊へ配備される。
大鳳と交際している。夕立っぽい生き物が大好き。
- 木下真太
漁師の青年。秋刀魚漁に参加する。
渾作戦の際に水母棲姫を助けた事が切欠で瑞穂に懐かれ、彼女を妻にする。
- 椿タク
民間人上がりの輸送船乗員。愛称はたっくん。
如月と交際を続けていくうちに彼女の支えになって行く。
- 島田正太郎
孤児の少年。ショックで言葉をあまり喋られない。
春雨に保護され彼女の心を癒している。
- 平岡大典
階級は中尉。所属は八○一航空隊。
『二式大艇』の操縦士であり二式大艇ちゃんのパパである。
秋津洲の彼氏。
- 森田
輸送船員。軽い調子だが天津風の事を愛している。
サバイバー・アライドフォース
第三部から登場した『連合軍が生き残り』。
世界の理から艦娘化を許されていないものの艦娘と共闘する。
- ダッチハーバー(北方棲姫)
アメリカンヤンキー娘にしてお姫様。
夕立からは「ほっぽちゃん」と呼ばれているがダッチハーバーの擬人化である。移動するが。
南雲機動部隊には真珠湾攻撃の怨みを抱くモノの第五遊撃部隊には好感を抱く。
エンガノ礼号作戦で防空棲姫(初月コア)によって窮地に陥った吹雪と秋月を救ったアメリカ戦艦。
かつてトラック空襲で舞風と香取の乗員を虐殺した艦だが、舞風は運命を打ち破るべくアイオワと交流を目論む。
アイオワ自身は日本への怨恨は一切なく、舞風の事も親友だと思っている。
別名「シスター・サラ」
隻眼ヲ級だが吹雪に傷を付けられたわけではない。
最後の戦友である長門や酒匂、プリンツ・オイゲンには色々と思う所がある模様。
吹雪を『ブッキー』と呼び、お互い認めあっている節がある。
- エクセター(重巡リ級)
かつてスラバヤ沖海戦で雷の工藤艦長に乗員を救われたイギリス重巡。
幼いダッチハーバーやヲしか鳴けないサラトガよりも饒舌かつ淑女的に接する。
特に電と雷には恩義を感じている。
- エンカウンター(駆逐イ級)
エクセターの相棒。
- ウォースパイト(戦艦タ級)
深雪と共にサルページされた武勲艦。
その他
- 疾風
ウェーク島においての如月より先に轟沈した正真正銘「太平洋戦争での初の轟沈艦」
未実装なので登場していないと思われたが第一部のクライマックスにおいて印象深い登場をする。
- 夕月
史実で夕張が轟沈した際に五月雨と共に救助作業をした睦月型の末っ子。
別の所で海上護衛をしているらしいが卯月とは交流がある模様。
- 狭霧
暁、漣と第十駆逐隊を組んでいた綾波型駆逐艦。
いつの間にか運命の軛を打ち破られていた様子。
時空の旅人。ヤセンスレイヤー・ジャニュアリーと激しくカラテを交え赤城に捕食されかける。
最近は産みの親と先代海老をカラテで殺した殺戮者を爆発四散せしめるべく近未来でとある暗黒メガコーポのCEOになったらしい。
用語
- 如月作戦
アニメにおけるW島攻略作戦。
如月の運命の軛を打ち破れるかどうかの試金石となっていたらしく、この作戦の勝利は多くの艦娘に勇気を与えた。
- 初期艦
吹雪、叢雲、漣、五月雨、電を指す。
詳細は不明だがドロップや建造ではない始祖としての艦娘である事。
なんらかの特殊能力を持っているような描写がある。
- 運命の軛(さだめのくびき)
アニメで赤城が口に出した単語。史実の矯正力。
吹雪達は自覚的にこれに対して抗っている。
深海棲艦よりも強大で打ち倒さなければならない概念と言える。