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曖昧さ回避編集


アイオワ州編集

アメリカ合衆国の中西部に位置する州。略称はIA。州都はデモイン市。

語源はスー語の「眠たがり」。

1846年12月28日、アメリカ合衆国29番目の州となった。

コーン・ベルトの一部を占める穀倉地帯で、トウモロコシ大豆の生産量が全米第一位。


フィールド・オブ・ドリームスの舞台となった州といえばイメージは湧くだろう。


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戦艦「アイオワ」編集

アイオワ級戦艦の1番艦で、太平洋戦争のさなか、1943年2月22日に就役した。


略歴編集

空母機動部隊に追随できる高速力の戦艦として、大戦中はトラック島空襲マリアナ沖海戦レイテ沖海戦、日本本土の砲撃などに参加した。

ただし、既に守勢に入っていた日本海軍との決戦の機会は最後まで得られず、戦歴に恵まれていたとは言いがたい。


ティルピッツに備え大西洋で行動していたが、1943年9月、ティルピッツが行動不能になったため太平洋へ移動。

11月14日、雷撃訓練中に駆逐艦ウィリアム・D・ポーターが間違えて実弾の魚雷を発射したが、アイオワは何とか回避することができた。ルーズベルト大統領が乗船中の出来事であった。


1944年2月16日のトラック環礁襲撃では、姉妹艦ニュージャージーなどと共に分派され、環礁から脱出する日本軍艦艇を攻撃。舞風香取を含む艦艇を撃沈した。

6月のマリアナ沖海戦では味方と共に日本軍機を複数撃墜している。

10月のレイテ沖海戦では、アイオワの参加した第38任務部隊が囮の小沢艦隊に引き付けられて北上、栗田艦隊の攻撃を受けた護衛空母部隊(タフィ3)を救援すべくサマール島沖へ反転したものの、栗田艦隊は既にタフィ3追撃を中止しており、アイオワに水上戦闘の機会はなかった。

1945年4月7日の坊ノ岬沖海戦の際は、サンフランシスコから沖縄に向かう途中だった(4月15日に沖縄到着)。

7月15日、戦艦2隻(ウィスコンシンとミズーリ)、軽巡洋艦2隻、駆逐艦8隻とともに室蘭の製鉄所を破壊するための艦砲射撃を行い、日本側に485人の死傷者が出た。

8月15日、太平洋戦争終結。


1949年、予備役入り。

1951年、朝鮮戦争の勃発を受けて復帰。艦砲射撃により地上部隊を支援した。

1958年、2度目の予備役入り。姉妹艦ニュージャージーと異なり、ベトナム戦争には参戦していない。

1984年、ロナルド・レーガン大統領の600隻艦隊構想を受けて復帰。誘導兵器などで武装した近代的な艦船に生まれ変わったが、1989年、第2砲塔の爆発事故を起こしてしまう。事故は当初「同性愛の水兵の自爆(自殺)」が原因と公表されていたが、これは完全な“濡れ衣”であり、最終的には「装薬が静電気で引火した」と結論づけられている。水兵の遺族が、真相解明と名誉回復に奔走する姿は、後にドキュメンタリー番組でも採り上げられている。

1990年、3度目の予備役入り。事故を起こした第2砲塔は、予備役入りまで完全には修理されていなかった。

1991年の湾岸戦争には参戦しなかった。

2006年、除籍。現在はロサンゼルスで博物館として保存されている。


諸元性能(1945年)編集

全長270m
全幅33m
基準排水量48425t
満載排水量57540t
武装
  • 50口径16inch三連装砲塔(Mk.7)3基
  • 38口径5inch連装砲塔(Mk.28 mod.2)10基
  • Bofors 40mm四連装機関砲19基
  • Oerlikon FF 20mm連装機関砲8基
  • Oerlikon FF 20mm単装機関砲52基
レーダー
  • SK対空1基
  • SR対空1基
  • SG対水上1基
  • SU対水上1基
航空兵装
  • OS2U水上観測機3機(カタパルト2基)
装甲
  • 舷側主装甲帯A級307mm(傾斜19度)
  • 主装甲甲板B級147mm+STS32mm
  • 主砲防盾B級432mm裏面にSTS64mm
  • 艦橋B級439mm(前面)
速力31.9ノット(公試)
乗員2788

関連イラスト編集

あいおわーアイオワ級戦艦1番艦

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アメリカ海軍 戦艦 高速戦艦 アイオワ級

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