概要
初出はイギリスのマーベルUKより出版されていたコミックであり、オートボットの特殊部隊「レッカーズ」のメンバーとして知られている。
活躍の場は主に海外のコミックがメインであり、アニメや映画等の映像作品に登場する事はなく、アニメ『トランスフォーマープライム』でもその存在が示唆されていながら、劇中でその名が挙がった時点では既に故人となっている。
出自の特異さ故か、現時点で製品化されているインパクターの変形玩具は『Transformers Generations』にて発売された『Fall of Cybertron』版コンバットロンのオンスロートの仕様変更品と、「Transformers Collectors' Club」の限定品として発売された『コンバイナーウォーズ』のプロテクトボットのルークの仕様変更品のみである(日本未発売)。
マーベル版
右肩に大型のキャノン砲を備え、右腕には手の代わりに銛が付いており、更に体の各部に武器を隠し持つなど、オートボットにしてはかなりの重武装を誇る。
オートボットの首長ザロンを警護する任務に就いていたが、ザロンを殺害して功名を挙げようとしたディセプティコン兵士から彼を庇い、戦死。
IDW版
『Last Stand of the Wreckers』に登場。
危険な任務の多いレッカーズで最も長く戦ってきた戦士で、数々の活躍をしてきた。
ある時、惑星ポヴァにて悪のレッカーズとも呼ばれるディセプティコンの部隊「スカドロンX」を死闘の末に全員捕縛したが、ポヴァは中立地帯であった為にプロールから「ポヴァ星人達との対立を避ける為、今すぐ彼ら全員を釈放しろ」という命令を受けた。しかし、インパクターはこれを良しとせず、スカドロンXをその場で全員処刑してしまった。この行き過ぎた行為に憤ったスプラングに告発されて軍事裁判にかけられ、オートボット最重要刑務所「ガーラス9」に投獄されていた。
数年後、破壊大使オーバーロードによってガーラス9が陥落し無法地帯となり、オーバーロードの狂気に耐えかねたディセプティコン兵士のスネアの助力により脱獄。上層部の命令でガーラス9に向かっていたレッカーズと合流を果たすと、彼らと共にガーラス9奪還に赴いた。
当初は自身を告発したスプラングともいがみ合っていたが、凄惨な死闘やオーバーロードの狂気を目のあたりにするうちに自分の犯した罪を自覚するようになり、最終決戦では死闘の末にオーバーロードを生きたまま捕縛した。
帰還中、オーバーロードに顔を剥がされ意識不明の重体となったスプラングにずっと応急処置を施し、帰還後は新入りレッカーズで唯一生き残ったガズルとコンビで活躍している。
戦前は鉱夫で、後に敵となるあのお方とも親しかった。