「帰る家がないからこそ、一生懸命生きてるんじゃないかな・・・そうすれば、そこが自分の居場所になると思うから」
演:河西りえ
概要
特撮作品『仮面ライダー555』に登場した少女、ストーリー後半のサブヒロイン。仮面ライダーデルタに一度だけ変身した。
一人称は「私」。園田真理や草加雅人と同じ元流星塾生。沙耶や真理と同様にかなりの美人で二人とは親友のようである。カイザのベルト、デルタのベルトを巡る戦いに関わることとなる。初登場時は徳本恭輔と行動を共にしていたが、徳本が澤田=スパイダーオルフェノクに殺害された為、以後は三原修二のパートナーとして行動を共にする。その後は「創才児童園」のアルバイト保育士をしながら三原を支える。最終決戦の後日、三原とフリーランスの児童養護施設となった創才児童園で正式に働く事になり2人で今後の事を話し合っていた。
人物
木村沙耶と同様に作中屈指の人格者である。芯の強い性格でまたそれに相応しい優しさを持つ。
乾巧のことは沙耶と同様に「乾さん」と呼んでいる。また登場当初は草加のことを「雅人」と呼んでいたが、途中から「草加君」と呼ぶようになる。
三原のパートナーとなった後は常に彼を支え、巧がウルフオルフェノクであることを知った後、草加に「乾を信用するな」との忠告を受けても巧を信じ続けた。性格も優しくガソリンスタンドに立ち寄った際に三原が道路に投げ捨てたデルタギアを守ろうとしてトラックに衝突され負傷した際も三原を怒ることはなく上記の台詞で優しく諭す。この出来事から三原は改めてデルタとして戦うことを決意する。
前半に登場した流星塾生の中では真理、三原を除いて唯一生存した。また、第39話では仮面ライダーデルタに変身しオクラオルフェノク、ドラゴンオルフェノクに挑むがオクラオルフェノクになにもできぬまま一撃で敗北している。
その他媒体
小説『異形の花々』
存在はしていたが沙耶が変身したドラゴンオルフェノクに殺害されたものと思われる。
HERO SAGA『MASKED RIDER 555 EDITION -ロスト・ワールド-』
劇場版『パラダイス・ロスト』の前日譚。恐らく他の塾生と同様に「青いバラ」により死亡したものと思われる。
備考
中の人が少々棒読みで影が薄いが、登場期間は長く影山冴子を除いて女性陣では唯一、仮面ライダーへの変身を果たしている。また、デルタギアがトラックに轢かれそうになったシーンの彼女の顔芸は必見である。
ファイズ10年後を記念した「10年後の同窓会」では三原役の原田篤や鈴木照夫役の渡辺彼野人と共に出演・・・することはなく、レギュラーキャラクター総登場とはならなかった。因みに、同窓会の面々が公開された際のネット上の反応は「澤田は?」「綾野剛くんも出してあげればいいのに・・・」「綾野くんは?」「ラッキークローバー側の同窓会もやればいい」と里奈について触れられることはなかった。