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秋雲(駆逐艦)の編集履歴

2016-08-09 00:48:25 バージョン

秋雲(駆逐艦)

あきぐも

旧日本海軍に存在した駆逐艦の1隻。1代のみ。

陽炎型駆逐艦の19番艦。

秋雲は改陽炎型(のちの夕雲型駆逐艦)の1番艦となるはずだったが、補充を急いで陽炎型の設計で建造された。このため長らく陽炎型なのか夕雲型なのか不明だったが、戦史研究が進んだ1990年代、陽炎型であることが判明した。


Wikipedia:秋雲 (駆逐艦)参照

艦これ攻略Wiki:秋雲参照


艦暦

1940年
  • 7月2日起工
1941年
  • 4月11日進水
  • 9月27日竣工。横須賀鎮守府所属となる。第5航空戦隊に編入
  • 12月8日、太平洋戦争開戦。真珠湾攻撃に参加
1942年
1943年
  • 1月18日、武蔵瑞鶴、瑞鳳を護衛して瀬戸内海からトラック泊地へ向かう
  • 2月1日、ガダルカナル島からの撤退(ケ号作戦)第一次作戦に参加
  • 2月4日、第二次ケ号作戦に参加
  • 2月7日、第三次ケ号作戦に参加
  • 5月3日、瑞鶴、瑞鳳を護衛してトラック泊地から内地へ向かう
  • 5月9日、横須賀に帰投
  • 6月13日、幌筵島に到着し第一水雷戦隊に加勢
  • 7月7日、キスカ島からの撤退(ケ号作戦)第一次作戦に参加。突入をあきらめ15日に帰投
  • 7月22日、第二次ケ号作戦に参加。29日に作戦成功。帰投
  • 8月3日、機動部隊に復帰。南方へ向かう
  • 9月28日、コロンバンガラ島からの撤退(セ号作戦)第一次作戦に参加
  • 10月2日、第二次セ号作戦に参加
  • 10月6日、ベララベラ島からの撤退作戦中に敵駆逐部隊と戦闘となる(第二次ベララベラ海戦)。夕雲が戦没するが、撤退作戦は成功
  • 12月12日、大和、翔鶴を護衛してトラック泊地から内地へ向かう
1944年

当初の艦名は「島風」になるはずだった?

飽くまで異説の域を出ないが、この陽炎型最終19番艦は当初、秋雲ではなく「島風」と命名される予定にあった。

しかし本艦が進水した1941年には、改陽炎型の量産と並行して、のちに丙型と呼ばれる重雷装駆逐艦の建造が進められていた。この丙型駆逐艦の建造は戦局の悪化もあり、最終的に1隻のみで終わるが、「島風」の名はそちらの艦名に使われることになる。その結果、改陽炎型の1番艦の名前になるはずだった「秋雲」が繰り上がったという。

すなわち、丙型駆逐艦の艦名が別の名前になっていたり、開発されなかった場合には予定通り「陽炎型19番艦:島風」「秋雲型1番艦:秋雲」となっていた可能性も否定できない。


また秋雲の名は戦後、海上自衛隊の「やまぐも」型護衛艦DD-120「あきぐも」に受け継がれた(1970年代~1990年代前半にかけて在籍)。2代目「あきぐも」には同型艦として、夕雲型に由来するDD-114「まきぐも」(3代目)、DD-121「ゆうぐも」(2代目)もあり、こちらでは晴れて姉妹関係になっている。


諸元

全長118.5m
全幅10.8m
排水量基準:2033t 公試:2500t
機関出力5万2000馬力
速力35ノット
航続距離5000マイル/18ノット
乗員239名
兵装50口径12.7cm連装砲塔×3基 25mm連装機銃×2基 61cm四連装魚雷発射管×2基 両舷用爆雷投射機×1基 手動式爆雷投下台×4基 水圧式爆雷投下台×2基

Wikipedia:秋雲 (駆逐艦)参照

艦これ攻略Wiki:秋雲参照


駆逐艦秋雲をモチーフにした艦隊これくしょんのキャラクター

秋雲(艦隊これくしょん)を参照。


関連項目

大日本帝国海軍 駆逐艦 陽炎型駆逐艦 島風(駆逐艦)

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