潔癖症
けっぺきしょう
潔癖症とは汚れを過剰に気にし過ぎることであり、強迫性障害の一つである。
概要
本来は強迫性障害の一つであり精神失調の一つを指す言葉であるが、不正なことを極端に嫌う場合に用いられることもある。
意味合いとしては精神失調として見られる潔癖症と同様であり「汚れなどを過剰に気にする」ことである。
程度は様々であり身の回りに汚れている部分があると気になる、というようなものから他者が触れたものを触れることを嫌うという重度なものまで幅広い。
本来の潔癖症の場合は病気、感染症などに汚染されることを嫌うことから生じる精神失調であるが、創作物などで潔癖症となる場合は必ずしもそうとは限らず、単純に美貌を気にするあまり汚れることを嫌ったり、真面目であるが故に、汚れが見逃せなかったりと様々な理由が考えられる。
他者から見ると気にならないことまで気にし出すと潔癖症と呼ばれることが多い。
潔癖症の人は、常に清潔にすることを他の人に強要することもあり、(特に恋人がいる場合は)スキンシップなども許さないと考えているので、度が過ぎると対人関係まで悪影響を及ぼす原因にもなる。
また、自身に汚れが付くことを極度に避けるために部屋を掃除できなかったり、風呂の汚れを気にして入浴できなくなったりして、逆に不衛生になる場合も考えられるため、潔癖症とそうでない人との間には溝ができやすい。