概要
英語版は Tabitha St. Germain(台詞)/Kazumi Evans(歌)。
プリンセス・ルナやグラニースミスと兼ね役。
日本語版は佐々木未来。
Firiendship is Magic に登場する、白い被毛に巻きタテガミの美人。否、美ポニー。
キューティマークは煌く宝石。
エレメント・オブ・ハーモニーで司るエレメントは「寛容(the Generosity)」。
劇中での呼称はラリティ。日本のファン間での呼称もラリティ。海外での呼称もやっぱりRarity。
2文字で並べるときはRやRRなど。
RarやRaresと呼ばれることもあるがどれもあんまりにも一般名詞と紛れ過ぎるので、一部のファンの間ではRararaという呼び名も使われている。
余談だが、海外ファンがRarityをカタカナ表記にしようとして生まれた「レアリッティー」なる呼称も存在する。
促音はどこから来たのだろうか。
活躍
由来
Rarity自体は「希少性」という意味(なぜか日本ではラリティが希少性希少性呼ばれていたりもする)。
「レアリティ」と言うと分かりやすいかも。
グッズ商品説明でRarityだけだと「マイリトルポニーの希少グッズ」と解釈されかねないので、一般向け説明では「Rarity the Unicorn」とされるのが普通。
本人もこれで名乗ってたりもする。
デザインはG1のユニコーン・スパークラー(Sparkler)を原作者がアレンジしたもの。
名前はG3のユニコーンRarityが由来だが、名前以外にデザインの関連性はない。
個人・性格
オシャレ巻き髪に雪のような毛並みの美人さんユニコーン。
本人もそれを知ってるのか、若干ナルシストで力仕事も汚れ仕事も大嫌い。
更にはただの作業着のデザインに拘るほどの完璧主義。
「オシャレな都会に憧れて優雅に振舞う女の子」であり、アイシャドウや付けまつ毛を愛用し、行きつけのスパに通うなど美容にも熱心。
主要ポニー6頭中唯一、結婚と恋愛を意識しているポニー。
後述するが普段はブティックを営んでおり、オシャレや流行への関心も高いため、他のポニーたちに比べてどうしても大人びた印象があることは否めない。
一応、S1E23の回想シーンを見る限りではmane6の面々とそれほど歳が離れているわけではない(ほぼ同年代かせいぜい数歳年上程度)はず。
エレメントのthe Generosityは寛容と訳されることが多いが、劇中では「見返りを求めない無償の愛」のような意味。
なんでもかんでも他人に対して寛容でいるわけではなく、なんでもかんでも自分に対しても寛容でいるわけではない。はずである。
彼女が子供っぽい行為や他意のない迷惑に対して文句を飲み込んでいるとしたなら、それは彼女自身の素の優しさであろう。
それこそラリティの魅力と言える。
わがままで押しが強く、美しさをダシにされると注目を浴びずにいられないなど困った点も多いが、友人達のために無償でドレスを作ったり、いやだいやだと言いながらも肉体労働で皆を助けたり、妹のために泥まみれになったりと、ここぞという時にはそれこそ寛容全開で友達や家族を大切にしている。
たまに自分に対しても寛容になってしまうのは御愛嬌。
と言うか、ここぞという時までは寛容のベクトルは自分の方向を向いていることが多い。
自己発電型トラブルメーカーになる事もしばしば。
技能・能力
優秀な服飾デザイナーであり、工房兼店舗のブティック(カルーセル・ブティック)で生計を立てている。
ポニーたちは基本裸だが、お洒落着や役割着として衣服を身に着けることはある(とはいえ服を着ることのアイデンティティは微妙で、AJにツッコミ入れられたりもしている。)。
ラリティはなぜか著名人(というか、馬)と遭遇する割合が高く、セレブ系ポニーのホイティー・トイティー、サファイア・ショアーズ、そしてファンシーパンツらがラリティのファッションや技術を認めている。
そういった出会いのおかげか、デザイナーとしてはそこそこ成功しているようで、時に自分のセンスとオーダー側の要求の板挟みになったり、締切や納期に追われる姿は大人視聴者の胸に来るものがある。
デスマ後はもしゃもしゃになっている様子が良く目撃される。
ドレス制作には魔法動力のミシンを愛用。
作業中は赤いフレームの眼鏡を着用してめがねラリティになる(馬だから遠視なのかもしれない)。
ユニコーンとして持っている特殊魔法は宝石探知。
これで採掘したダイヤやサファイヤを大胆にあしらったドレスがステージなどで人気。
派手なステージ衣装から社交界のハイソなドレスまでこなすのがラリティの持ち味。
あるいは場合に応じて地味めの服も作れたりと、デザインの持ち幅は広い(ラリティ個人は煌びやかなデザインが好みのようだが。)。
他人の力になることが好きらしく、友人や妹の衣服を手間暇惜しまず作ることも多い。
(←のイラストはThe Grand Galloping Galaへ向けてmane6のために無償で手作りしたドレス、
→のイラストはS3E5でちょっとした隠密作戦を行うフラタシャイのためにわざわざ作ったコスチューム)
もちろん、自身も見た目にはこだわっており、ちょくちょく色んな服を着ている。
普段の言動と性格に似合わず、いざというときはなぜか肉体武闘派になる。
S5E14にてついにキャンタロット支店進出を果たす。
念願の地位を手に入れるもののブラック企業並みの思考を持つマネージャーに振り回されることになるが、
持ち前の職人業と経営スキルを発揮して自己解決に導くなど、労働者には心打たれる実績を残している。
S6では初回から連続で主演を張っており今のところメーン6の中では皆勤であるなど優遇されている(E4のみメーン6全員登場しなかったがそれでもラリティだけが名前で登場するなど)。
ここでの活躍によりラリティはピンキーパイと同じ身体能力を発揮しており視聴者に衝撃を与えた(背景のモブポニーですら引いていた)。
メインハッタンに物件を購入。
相変わらずのデスマでありながら晴れてメインハッタン支店を構えるなどさらにブティックの規模を拡大している。
このことが影響してか、キャンタロットではセレブとして顔が広く知れ渡ってるようで、これを利用して客引きを行い見向きもされなかったインド料理店を繁盛させた(その前にプロデュースする立場では他人の店を任されたためしが無かったためかサシーサドルと同様自分の考えを押し付けて間違った方向に行かせるなど未熟な面も露呈していたが)。
友人/家族
家族構成は両親+妹。ポニービル郊外にある実家に住んでいる模様。
ただ、両親は仕事が忙しいのかあまり登場しない。
妹はスウィーティーベル。最近姉そっくりになってきた。
仕事柄人脈はそこそこ広いようだが、特別に仲のよい、旧い友人というものはmane6とスパイク以外には描かれたことはない。
自宅が仕事場兼用なので、みんな気兼ねして遊びに行かないからそういうシーンが少ないのだろうということにしたい。
ラリティ自身も普段は仕事にかかりきりだし。
そんな中、スパイクからはベタ惚れされており、これは公然の秘密のレベル。
おそらくはラリティもわかってはいるはずである。
普段はかわいい弟のように思っているようだ。
ペットはネコのオパール(Opalescence、オパレッセンス)。
ラリティに振り回されることがあることを根に持っているようで、ラリティに対しては普段それほど媚びてはくれていない。
作られたドレスのセンスの優劣を嗅ぎわけている節がある。
アメコミでは
他人に優しい性格に付け込まれ、月の勢力によってナイトメアムーンの残滓を植えつけられてナイトメアラリティ(Nightmare_Rarity)と化してしまったことがある。
ファンからの反応
海外の人気投票では、mane6中5位という不名誉な結果を得てしまっている。
不人気なポニーなどいない。ちょっとだけ「みんなの一押し」が偏っただけである。そっとしておいて欲しい。
ただ、逆に日本ではmane6中1位という海外とは逆の結果になっていたりする。
二次創作においては、基本的にはオトナのお姉さん、およびお色気担当。
カップリングネタではスパイクとの組み合わせがやはり多い。
性格なども本編との差はなく(というか、本編の性格が筋が通って強烈過ぎる)、スパイクとも結婚して子持ち(ドラゴンとユニコーンのハーフ)だったりもする。
白い被毛からマシュマロと呼ばれることも多い(前足の先っぽのがマシュマロそっくりだとかなんとか)。
日本では餅のあだ名がついている。実際にもち肌だから困る。
似たような理由からか、最近では牛のコスチュームをさせられることもある(Raricow、牛リティ)。
本編で見せた濡れ髪ラリティ(Wet Rarity)はなぜかやたら支持され、あらゆるポニーのバージョンが作られていたりもする。
S2E1~2でディスコードに幻惑された際、巨大な岩を巨大なダイヤモンドだと思い込んだ挙句、
「トム(Tom)」という名前まで付けていたことを未だにいじられることもある。
関連イラスト
関連タグ
mane6:トワイライトスパークル ピンキーパイ アップルジャック レインボーダッシュ フラタシャイ / フラッターシャイ
デザイナー ナルシスト ファッション ミシン 眼鏡 / メガネ 紫髪 縦ロール マシュマロ お姉さん
カップリング
※ここから先ネタバレ注意
G5の世界では死亡キャラになっている。