概要
CV:郷里大輔(初代)→銀河万丈(代役→2代目)(映画『ハピーの大冒険』では山寺宏一が代役を務めた)
『それいけ!アンパンマン』に登場する巨大な怪物。象を思わせる姿が特徴。
長い鼻から吹き出す寒風や吹雪で、風邪をひかせたり、浴び続ければこおり鬼のように建物や森林を凍結させたりしてしまう。
「風邪」がモチーフのため、敵役として登場する事が多い(ただし下記のとおり、単なる悪役ではない)。
寒い氷の国に住んでおり、同じ国に住むキャラクターの中ではゆきおとこ(ユッキー)のファミリーに次いで古い。
初登場時は暴れん坊(ばいきんまんとほぼ対等)だったが、アンパンマンに懲らしめられた際に「もう二度と風邪を引かさない」と約束した。
その約束を守って、騒動後はアンパンマンたちと和解することが多かった。約束を破って冷たい風を噴きつけても、アンパンマンたちを守るため、ばいきんまんの回想、催眠術や脅し、ウソの情報で操られていたためだった。
また、この頃は語尾に『こん』をつけて他のキャラと普通に会話をしていた。
しかし、第250話『消えたジャムおじさん』では、どういうわけかアンパンマンたちの妨害役として登場。それ以降は、敵として現れることが圧倒的に多くなり、しだいに「か~ぜこ~んこ~ん!」以外の言葉をあまり発さなくなった。かつてアンパンマンとした約束や友好関係はだれもが触れていない。
その為、ばいきんまんやドキンちゃんの号令で悪事を働き、アンパンマンに懲らしめられてしまうパターンが多い。こおり鬼や雪鬼と異なり、騙されたり煽てられたりして暴れるわけではない。また、命令されても怒ることはない。ばいきんまんと関わらず暴れる、長い鼻を振り回す、踏みつぶそうとする描写もまれではあるが存在する。
しかし完全な悪役になった訳ではないようで、かぜこんこんが暴れていると、アンパンマンはばいきんまんに止めさせるように注意したり、かぜこんこんがふつうに戦意喪失して帰ってしまうオチもあったりする。バイキン大軍団のほかの巨大キャラクター(黒バラ女王、化石の魔王、こおり鬼)に比べれば柔らかい性格描写がされている(ただし自身もばいきんまんの指示で冷たい風を噴きつけていた)。劇場版本編ではアンパンマンら相手に友好的でいるケースもある。同時上映『カレーパンマンとSLマン』ではバイキン強盗団一の大きい団員を務めた。
クリスマスでは、ケーキやプレゼントをもらって笑顔になることもあり、第1265話B『かぜこんこんとねこの国』でもアンパンマンたいそうを踊っていたりと周りのキャラの喜怒哀楽に合わせやすい。
黒バラ女王 化石の魔王 こおり鬼 へどろまん 砂の魔王 なだれおに 雪鬼 氷の女王 すなおとこ かいじゅうアンコラ 毛虫のケムタン かいじゅうモカ あくびどり ゴリラマン いわおとこ ゴミラ ゴロンゴラ ランプの巨人…と巨大キャラとの共演は多い(ただし会話はほぼなし)。