東京都新宿区に本部を置く理系中心の私立大学。略称は理科大(りかだい)。
置かれている学部は理学部、工学部、薬学部、理工学部、基礎工学部のほか、理系中心なのになぜか経営学部も置かれている。
入学後のカリキュラムのスパルタ色が強いことで有名で、留年が多いのが特徴。
夏目漱石の小説『坊っちゃん』において主人公の坊っちゃんが当校の前身である東京物理学校卒業とされている事から、坊っちゃん他登場人物数人がマスコットキャラクターとして採用されている。
2015年、本学の大学院出身の化学者、大村智氏がノーベル生理学・医学賞を受賞したことにより、日本の私立大学としては唯一、ノーベル賞受賞者を輩出した学校となった(2016年時点。ちなみに早稲田大学や慶応義塾大学ですら未だに輩出していない)。
キャンパス
神楽坂キャンパス 神楽坂校舎
使用学部・学年:理学部第一部・理学部第二部・工学部第一部工業化学科
最寄駅:JR中央線・地下鉄東西線・有楽町線・南北線・都営大江戸線飯田橋駅
東京理科大学本部所在地で、東京の都心に所在する複数のビル群によって構成されている。
周囲もビルが密集しているために、校舎は分散しており、また、建物の高さ規制などによりキャンパスを拡張できずにいる。
それゆえ、下記にある九段校舎の設置や、遂には新たに葛飾キャンパスを作ることとなった。
神楽坂キャンパス 九段校舎
所在地:東京都千代田区九段北
使用学部・学年:工業化学科を除く工学部第一部・工学部第二部
最寄駅:地下鉄東西線・半蔵門線・都営新宿線九段下駅
神楽坂キャンパス再配置のために臨時的に設けられた。
野田キャンパス
使用学部・学年:理工学部・薬学部全学年、基礎工学部2年~4年次
最寄駅:東武野田線運河駅
神楽坂とは異なり、運動場も備えている広いキャンパスとなっている。
なお宗教法人霊波之光本部がキャンパスに隣接している。
久喜キャンパス
使用学部・学年:経営学部全学年
久喜駅からはスクールバスが出ている。2016年3月をもって閉鎖。
長万部キャンパス
使用学部・学年:基礎工学部1年次
基礎工学部1年次が、全寮制の下学業を行う。
葛飾キャンパス
所在地:東京都葛飾区
使用学部・学年(予定):理学部第一部応用物理学科、工学部第一部建築学科・電気工学科・機械工学科、工学部第二部建築学科・電気工学科、基礎工学部
2013年開設。神楽坂のキャンパスの狭さを改善するために新たに設けられるキャンパス。