連合艦隊
れんごうかんたい
文字どおり、複数の艦隊を連合させたもの。
旧日本海軍の連合艦隊が有名。
概要
大日本帝国海軍の部隊編成の中で最上位のもの。「聯合艦隊」とも表記される。
複数の艦隊を束ねる上位艦隊であることから「連合」と冠されている。指揮官は連合艦隊司令長官、天皇陛下より任官を受ける。
主要艦や航空部隊を指揮下に収める、帝国海軍の代名詞的存在の艦隊である。
ただし、「日本海軍=連合艦隊」ということではなく、あくまでも日本海軍の中の実戦部隊に過ぎない。そのため、連合艦隊司令長官は天皇に直属するとはいえ、軍令部総長や海軍大臣より上位にある地位ではない。
しかし、太平洋戦争においては「連合艦隊」は日本海軍の戦力のほとんどを指揮下に治め、作戦を主導し、戦術・戦略的に多大な影響を及ぼした。1944年10月のレイテ沖海戦までには主力艦艇のほとんどを失い、重油の枯渇もあって以後大規模かつ組織的な艦隊の活動が不可能となった。連合艦隊は、この時点で事実上崩壊したと考えられる。
組織的な詳細や特徴については、Wikipedia「連合艦隊」も参照。
歴史
帝国海軍では3度編成された。当初は戦闘態勢時に編成されたが、1913年以降は平時も含めほぼ常設となった。
太平洋戦争ではレイテ沖海戦までの完膚無きまでの敗戦で組織的艦隊行動が不可能な状態になり、内地に残ったものも呉軍港空襲などで壊滅的な被害を受け、残存兵力は海軍総隊として編成されたが、敗戦によって解体された。
『艦隊これくしょん』の連合艦隊
2014年8月に開催されたイベント海域『AL作戦/MI作戦』で初実装されたイベント海域でのみ使用可能なシステムで、連合艦隊での出撃を指定された海域でしか使えない。
第1艦隊と第2艦隊を組み合わせた大規模な編成であり、編成する艦娘の種類によって、空母を中心とした「空母機動部隊」と、戦艦を中心とした「水上打撃部隊」の2種類に分けられる。いずれも中心となる艦娘は第1艦隊で編成し、第2艦隊は水雷戦隊を中心とした編成になる。
2015年11月に開催された『突入!海上輸送作戦』からは、これに水雷艦を中心にした「輸送護衛部隊」が新たに加わった。
編成方法は以下の通り。
- 所定の編成をした第1艦隊と第2艦隊を用意する。第2艦隊は遠征に出していないこと。
- 母港の「編成」画面で第2艦隊を指定すると、第2艦隊を示す「2」の旗の上に「←combine」と表示されるので、「2」の旗をマウスでドラッグして、第1艦隊を示す「1」の旗の上へドロップする。
- 編成したい種類を選び、編成完了。(※編成に必要な条件を満たしていない場合、不足している条件が表示される)
解除するには、「1」と「2」の旗を囲む枠の「combined」にカーソルを合わせると出てくる「連合艦隊解除」をクリックする。艦隊の艦娘の編成を変えるなどで連合艦隊の条件を満たせなくなった場合も、連合艦隊の編成が自動的に解除される。
戦闘の際は、空母機動部隊と輸送護衛部隊は第2艦隊から、水上打撃部隊は第1艦隊から攻撃を行う。いずれも敵艦隊及び最初に攻撃する艦隊の命中率がマイナス補正されている(水上打撃部隊の時は特に)。また、どの編成も航空戦は第1艦隊のみ、開幕雷撃及び雷撃戦と夜戦は第2艦隊のみ可能。
大淀改の初期装備・艦隊司令部施設を第1艦隊の旗艦に装備していると、戦闘中に大破した艦娘に護衛の駆逐艦1隻を随伴して撤退させ、残った艦隊で進軍を継続する事が可能となっている。ただし、撤退させた2隻の艦娘は疲労度が溜まった状態となってしまう。
なお、深海棲艦が使ってくることはなかったが、艦これアーケードのイベント海域では、ボス艦隊として2艦隊が同時に出現する事がある。
ある意味深海棲艦版の連合艦隊である。