基礎データ
ずかん | No.631 |
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英語名 | Heatmor |
ぶんるい | アリクイポケモン |
タイプ | ほのお |
たかさ | 1.4m |
おもさ | 58.0kg |
とくせい | くいしんぼう / もらいび / しろいけむり(夢特性) |
概要
アリクイの姿をしたポケモン。名前の由来は食い足らん+アリクイ。
ついでに特性の片方も「くいしんぼう」である。
アイアントの天敵で、口先からちょろっと出る炎は舌である。
勿論食い足らん対象はアイアント(アリ)である。
むしくいを使えるが、むしタイプのむしくいとは意味合いが違う。
ゲームにおける特徴
特攻が最も高く、それよりやや低い攻撃、HPもそれなりだが、素早さと耐久面はそれほどでもない。
最近の新種にしては、対のアイアントと比べても種族値配分に無駄が目立ち、このアンバランスさが災いしてほのおタイプの中では今ひとつ使いづらいとの声が強い。
また、ほのおタイプでありながら何故か「オーバーヒート」と「ニトロチャージ」のどちらも覚えられないという不要な個性までも付けられてしまっている。
育成するなら、実用的な技の多い特殊型を軸にするのが妥当。
その際は「かえんほうしゃ」「だいもんじ」「れんごく」「ソーラービーム(晴れ時かパワフルハーブ前提)」「きあいだま」「めざめるパワー」などが候補となる。
ただし鈍足かつ低耐久のクイタランがフルアタ(攻撃技4つ)の力業で押し切る戦法を取ろうとするのは難しいのが現状である。
特性"もらいび"や補助技を上手く生かして戦いたいところ。
夢特性はコータスと同じ優秀なしろいけむりで採用の余地はあり。
新作「BW2」の教え技で、くさタイプの特殊技「ギガドレイン」を習得可能となった。
ソーラービームと違いターン経過無しで攻撃出来る上、比較的クイタランより足の遅いものが多いいわタイプや、みず・じめん複合タイプのポケモンに対してある程度戦いやすくなったといえる。余裕があれば特性「くいしんぼう」と「たくわえる」を利用した耐久コンボも可能。
他にこの技を覚えられるほのおタイプのポケモンはホウオウとウルガモスしかいなく、二匹とも複合タイプであるため十分差別化できる要素となった。
また、物理技の方もばかぢからを習得し、ふいうちぐらいでしか生かせなかった攻撃もそれなりに生かせるようになった。
そして第6世代である「X・Y」では特性「くいしんぼう」と相性の良い威力抜群の毒技「ゲップ」を遺伝技として習得。対フェアリーの手段として注目されている。
さらに時代は進み第7世代。
なんと、専用技である「ほのおのムチ」を手に入れた。
性能は威力80の物理攻撃、さらに追加効果で「相手の防御ランクを確実に一段階下げる」という優れもの。
さらにこれだけではなく、「フレアドライブ」や、なぜ覚えないと言われ続けてきた「オーバーヒート」も習得した。
さらにさらに、今作からフィラのみなどの木の実の回復量が体力の1/2回復と大幅に上がったため、特性のくいしんぼうもより使いやすくなった。
第7世代新たに特性が追加されたポケモンとは別の意味で、強化された一体である。
図鑑にはアイアントの天敵とあるが実際の対戦での関係では、アイアントはほのおポケモン対策にストーンエッジを持っているケースが多く倒される可能性がある。
一応アイアントは先制技がないので襷などで一発耐えて攻撃し、「ふいうち」で倒すことができるが、ふいうちする事は自体はバレバレなので無償で交代されてしまうオチが待っている。
アニメでのクイタラン
序盤で捨てられたポカブの元親であるスワマの手持ちとして初登場。
エンブオーとタッグを組みながらも捨てられたポカブが進化したチャオブーによって二匹一緒に片づけられてしまうという情けないやられ方をした。
ゲームで不遇なアリクイはアニポケでも不憫だった・・・
余談
クイタランの図鑑番号の631だが、これをそのまんま逆にして136にするとブースターの図鑑番号になる。
クイタランもブースターも炎タイプの中では不遇組で、なおかつこの図鑑番号…ゲーフリは狙ってやったのだろうか?
ちなみに第六世代の群れバトルで、アイアント4匹と一緒に出てくることがあるが、アイアント4匹に袋叩きにされて倒されるということが多い。アリに強いアリクイとは何だったのか・・・