英語:book burning, biblioclasm, libricide
概要
焚書とは、世間に流通している書物の流通を止め、焼却し廃棄する行為のことである。
基本的には、支配者や政府などによる組織的で大規模に行われるものことを指し、国民に読ませないようにするために行われる。
『言論統制』『検閲』『禁書』などの一種であり、特定の思想や学問、宗教等を排斥する場合と、逆に特定の思想等以外を全て排斥する場合がある。
現代では書物の他にも、レコードや写真、磁気テープやディスクメディアなどの情報格納メディアも対象に含まれる場合がある。
この呼称が生まれたのは、秦の始皇帝が儒教の書物を、医学・農業などの実用書を除いて焼き捨て、学者たちを坑に生き埋めにして殺してしまった有名な事件である『焚書坑儒』からとされ、他に有名なものにはナチス・ドイツの焚書や、GHQによる占領下の日本に対する焚書(WGIPの一環)などがある。
関連タグ
SCP-444-JP - 使用プロトコルの名前が"焚書"