概要
北東部を吉林省、北部を内モンゴル自治区、西部を河北省と接す。また南西部は遼東半島を境に海域が分かれる黄海と渤海に面し、南東部は朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)と接する。
遼寧省には漢族、満州族、モンゴル族、回族、朝鮮族など43の民族が住み、少数民族人口は655万人、全省の16%を占める。
広い土地、長い海岸線を利用して、農業・漁業が盛んであった。農業は乾燥地にも適したトウモロコシなどが主体であるが、鞍山以北、盤錦・錦州、丹東などでは水稲も栽培し、特に「盤錦米」は有名である。最近は大都市周辺での野菜・果物の栽培も多い。
かつては地下資源の豊富な省として知られ、鞍山の鉄鉱山、撫順の炭田によって製鉄業を盛んにさせた。また黒竜江省大慶にかつて国内最大級の油田もありパイプラインを通して石油化学コンビナートも発達したが、いずれも資源は枯渇気味であり、従来の資源産業に代わる新産業を模索中である。
関連タグ
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