『ドラゴンボール 最強への道』は、
原作漫画『ドラゴンボール』のコミックス1~8巻(レッドリボン軍一掃まで)を再構築・リメイクし、
キャラクターデザインをその当時最新の原作者の絵柄に描き直したアニメ映画。
構成としては悟空とブルマ編の合間にレッドリボン軍編の一部展開を挟んでいるような形。それゆえに前半はほのぼのしているが、後半はシリアスという絶妙なバランスの作品となっている。
おおまかな変更点
全体的な変更点
悟空とブルマ編相当部分
- ブルマのお色気シーンがふんだんに描かれている。
- ウーロン、ヤムチャとの出会いが物凄く簡略化されている。
- プーアルの変身シーンがない。
- ウリゴメや亀仙人関連のエピソードはあるもののカメハウスの登場なし。
- フライパン山以降のエピソードはカット。代わりにブルー将軍編以降のエピソードに差し替えられている。
- 前述した通りフライパン山のエピソードがないため、摩訶不思議大冒険同様、亀仙人のかめはめ波の初披露シーンがブルー隊襲撃時となっている。悟空のかめはめ波初披露シーンも同様。
- 兎人参化が出てこないため、ヤムチャが味方になるタイミングがブルー隊襲来時となっている。
レッドリボン軍編
- レッドリボン軍のメンバーのほとんどがデザイン変更されているか、そもそも登場していない。(原作と同デザインなのはレッド総帥、ブルー将軍、バイオレット大佐くらい)
- マッスルタワー襲撃がヤムチャとの対決後となっている。
- マッスルタワーのデザインが変更された。(原作バージョンも到着時に一応一瞬だけ出てくる。半壊している上に一部しか見えないが。)
- ブルー将軍の階級が大佐に変更された。
- ブラック総帥が原作よりも狂った性格となっている。また、彼が乗るものがバトルジャケットからモビルスーツに変更。モビルスーツの戦闘力も高く、普通に強い。
- 組織名が終盤、ブラックリボン軍に改名される。
- 人造人間8号(ハッチャン)がジングル村に住まず、ラストのキーパーソンになっている。
- 滅多に泣かない悟空が泣く。
- ウパ、ボラの登場シーンが消失したことに伴い、願いはハッチャンを爆弾取り除いた状態で直してほしいとなった。
当時ドラゴンボールGTが放送されていた影響もあってか、無印をコンセプトにしつつも全体的にドラゴンボールGT風となっている。
このあとドラゴンボールの映画化は18作目『神と神』まで17年、間を置くことになる。
登場人物
レッドリボン軍
ブラック補佐(後に原作同様ブラック総帥に改名)
関連タグ
摩訶不思議大冒険 ・・・同じくレッドリボン軍編をコンセプトにした作品。但しこちらは鶴仙流との戦いがメイン。