概要
声優:会一太郎
武器:飛翔剣
『6』から無双武将として参戦。
魏の武将であるが、終期の登場であるため晋勢力として登場している。
史実の「優れた才能を持ちながら人望がなかった」という記録に準じてか、過剰なまでのエリート意識を持ったナルシストとして描かれている。自らを「英才」「選ばれた人間」と称し、周囲に尊大な態度をとる。
容姿
20代前後の華奢な青年の姿で登場。
髪はカールのかかった茶髪で、それを指先でいじる癖がある。
一見短髪のようだが、後ろ髪を長く伸ばし一房にまとめている。
衣装は、西洋のプレートアーマーのような、ボディラインを強調した銀色の甲冑を着用し、右肩のみ袖を通す形状のマントを羽織っている。
解説
『6』までの真・三國無双シリーズで生年が分かっている人物としては最も若い。
あの王元姫よりも更に8歳も歳下という、若造も若造である。
(史実通りの年齢だと、五丈原の戦いに9歳で出陣している事になるので、ゲーム上の設定年齢はもう少し高めのようだが)
7ではさらに13歳年下の文鴦(生年238年)が登場しているが、彼は礼儀正しいので問題ない。
鍾会はこちらの皇帝蜂起シナリオで、堂々と皇帝に対して司馬昭らと反旗を翻し、全く罪とも思っていない様子だった。史実では友達だったらしいんだけどね。
公式で残念なイケメン(外しキャラ)認定されている。
これについては6オフィシャル設定集のインタビューにて記述されている他、『無双OROCHI2』では阿国に追い回されたり綾御前に調教されたり、DLC配信のシナリオで無双6のBGM「遊興」(初っ端からワウギターが鳴り響いている、おおよそ戦闘向けではない気の抜ける曲。あの長宗我部元親ですら「俺の気持ちを萎えさせる」と苦言を呈したほどである)を持ち曲にされるなどの仕打ちを受けるネタキャラとなっている。
妖蛇が出現した後は董卓および妖魔軍に手を貸していた(董卓が諸葛亮に捕縛されなかった時間軸では)が、最終的には自身の軍だけで洛陽を制圧し、討伐軍と戦った後に加入した。
pixiv内でも「残念なイケメン」として描かれることが多く見られる。
『6』のDLCでは「童話・神話モチーフの衣装」が配信されたが、鍾会は元の性格を反映してかナルキッソスの衣装が配信された。また、『無双OROCHI2』の「真・三國無双MULTIRAID風覚醒衣装」(『5』と『MULTIRAID2』不参加キャラ、及び『6』からの新キャラはここで覚醒衣裳がデザインされている)はバイザー(両端にアンテナ付き)を着用したサイバーモチーフの衣装になっている。
ゲーム上の性能について
真・三國無双6以降においては、(6の一部ケースを除く)すべての武器を全員の武将が持つことが出来る。
鍾会の得意武器である飛翔剣は6における要求パラメーターが最も高く、性能を発揮しきれる武将は大きく限られるが
(武器自体も「超能力で操っているんじゃないか」と見えるようなものだが)
チャージ攻撃の性能を理解すれば、高いヒット数と広範囲攻撃を併せ持つ優秀な武器で扱いやすさは折り紙つき。
特に攻撃範囲が広い技も持つので、乱戦時では多くの敵を巻き込む事が可能。
攻撃力が高いが下手に動きが重い武器よりもよほど使いやすいので、敵の数が多く乱戦になりやすいステージでは(難易度修羅などでなければ)役に立つ。
鍾会のみ出せるEX攻撃もなかなか強いうえに初期から使える。
戦いの性能の方は残念ではないので、鍾会を積極的に使う人も多いらしい。
黙って戦っていれば格好いいのだ。やはり残念な子…。
余談だが、絵は下手であるらしく、妖筆(馬岱の武器)を装備させると他の武将とは異なる独特の画風の水墨画が出現する。
皆勤賞キャラ
6まで長らくモブであったが、実は皆勤賞キャラであり、鄧艾と共に、『真・三國無双』(※シリーズ1作目)の「五丈原の戦い」から出陣している。『6』からは正式に登場しているが、やはり生年から考えると無理があるが…。
※総大将となっている曹操は、史実では彼が産まれる前に死去している。
初代から鄧艾と共に「五丈原の戦い」に登場している理由として、
これがいわゆる三国志の決戦エピソードであるという事。
『蜀』にとって、『魏』の鍾会と鄧艾は、滅亡させられた成都攻めの『魏軍』を率いていた事などから、宿敵のようなイメージがあってのことだろうか。
なお、鄧艾はこの戦いに登場しても無理は無いが、鍾会は年齢的に無理が有るが、ゲームであると割り切りたい。
また、姜維と手を組み、謀反を行った事から姜維と一緒に描かれることが多い。