概要
ツェペリ家とは、荒木飛呂彦氏原作の漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の家系である。
姓の元ネタはイギリスのロックバンド「レッドツェッペリン」。ちなみに第一部でストレイツォにまとめて瞬殺されたゾンビ4体にもツェッペリンのメンバーの名前がそのまま付けられている。
人種はイタリア系。元々は遺跡発掘などを主とする考古学者として働いていた。
ディオ・ブランドー(DIO)同様ジョースター家とは何かと深い因縁を持っている。
一族一覧
※本編で触れられたものを記載。
第一部
名前 | ウィル・A・ツェペリの父 |
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出没年 | ??〜1858 |
備考 | 石仮面で吸血鬼化し死亡 |
名前 | ウィル・A・ツェペリ |
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出没年 | 1838〜1888 |
備考 | マリオ・ツェペリの父。ジョナサン・ジョースターの師匠 |
第二部
名前 | マリオ・ツェペリ |
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出没年 | ??〜1934 |
備考 | シーザー・A・ツェペリの父 |
名前 | マリオ・ツェペリの妻 |
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出没年 | ?? |
備考 | 1928年以前に死亡。マリオ蒸発後遠い親戚がツェペリ家の生活資金を騙し取る |
名前 | シーザー・A・ツェペリ |
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出没年 | 1918〜1938 |
備考 | マリオ・ツェペリの実子。リサリサ(エリザベス・ジョースター)の弟子 |
特徴
ジョースター家のように明言されているわけではないが、以下のような特徴を持つ。
- 何かと巻き込まれ体質
そもそもウィルが石仮面を追うようになったのは、石仮面の脅威に巻き込まれた事が大きなきっかけになっている。マリオも家族を捨ててまで実父の意思を継ごうとしていた事から名言はされていないものの石仮面にまつわる何らかのトラブルに巻き込まれた可能性は考えられなくもない。
シーザーもまた、柱の男の壁の宝石に不用意に触れてしまった事で石仮面(柱の男)の脅威との戦いに巻き込まれる事となった。
- 波紋の素質が高い
ツェペリ家の波紋法との出会いは石仮面の脅威に太刀打ち出来る武術を求め2年間に渡りウィルが世界各地を旅し波紋法の師匠トンペティの元で修行を積んだのがきっかけ。シーザーに至ってはジョセフ同様生まれつき波紋を使いこなしていた。
ただしウィルは修行に3年、シーザーは4年の歳月を要したのに対し、短期間の修行でも彼らに追いつくほどの実力を手にしたジョースター家には遠く及ばないとされる。
- 石仮面に関わりその対策の波紋を学んだ者は悲惨な最期を迎える
ジョースター家同様石仮面及び柱の男に携わった人物は短命だと言える(ただし柱の男関連で犠牲になったジョースター一族はいない)。
ウィルの実父は石仮面により人間ではなくなり、ウィルはタルカスの攻撃で体を真っ二つにされて死亡。
マリオは本格的に目覚める四年前の柱の男から伸びた牙で体を貫かれ全身を捕食されて死亡、シーザーはワムウに血管などをズタズタに引き裂かれ力尽きて死亡した直後に十字形の瓦礫に押しつぶされている。
- 一族に誇りを持ち、自己犠牲的である
ウィル、マリオは共に石仮面(柱の男)の脅威に立ち向かうため家族を捨てている。
一見無責任にも取れ、実際シーザーがグレる元凶を作ってしまっているが、その根端には「石仮面(柱の男)の脅威を知れば、間違いなく親の跡を継ぐから家族を巻き込みたくない」といった自己犠牲的な思いがあるためでもあった。上述したようにツェペリ家は巻き込まれ体質なのを考えると、決して間違った判断とは言い切れないものがある。
またウィルはトンペティの元で修行する前に「死の運命」を予言されているが、この自己犠牲体質も影響しているのかもしれない。
- 死に際に必ずジョースター家に形見を残す
俺が最期に見せるのは代々受け継いだ未来に託すツェペリ魂だ!
人間の魂だ!
たまたまなのか、ツェペリ家はウィルの実父を除きジョースター家に何らかの形見を残している。
ウィルは死後ジョナサンに深仙脈疾走(ディーパスオーバードライブ)を授け、マリオは実子シーザーをリサリサの元で修行するよう遺言を残し、シーザーはジョセフに死のウエディングリングの解毒剤入りピアスとバンダナを血のシャボンで届けている。
自己犠牲的ではあるが、決して無駄死にでは終わらせないのがツェペリ魂なのだろう。
…など。
2部のシーザーの死亡により物語の舞台からは退場しジョースター家との関わりは途絶えてしまうが、マリオはシーザー以外にも少なくとも4人の子供を残しているため血統が途絶えた訳ではない(ただマリオの生活資金を母方の親戚が全部奪っていったため苦しい生活にはなっていそうだが…)。
回想を見る限りシーザー以外は全員髪が長く全て女性にも見えるので、上記特徴は男性のツェペリ一族だけに当てはまるのかもしれない。
また、新世界の7部では新・ツェペリ家とも言うべきジャイロ・ツェペリが登場している。