概要
ナーガ・レイと同じヘビツカイ座から来た女性。顔はナーガとそっくりだが、これはヘビツカイ座系の人間がかつて、争いを避ける為に感情を放棄した事による物であり、回想シーンでの住人達もやはり皆ナーガやエキドナと同じ顔である。
Space.28にて、ヘビツカイメタルと化したダークナーガの猛攻で絶体絶命に陥ったキュウレンジャーの前に現れ、ナーガと同じ金縛りの眼力でヘビツカイメタルとアキャンバーを封じ込めて、一同を救った。
だが彼女の本当の目的はナーガの抹殺。「感情を持ってはならぬ」という掟を破ったナーガは、一族に危機をもたらすと判断され、エキドナはその刺客として派遣されていた。「ナーガを必ず取り戻す」と固く決意するバランスやラッキーとは相容れる術はない物の、ひとまずはキュウレンジャーの動きを静観している。
名前はギリシャ神話に登場する怪物達の母である蛇神より採られており、和訳で『マムシの女』を意味する。毒蛇の一種を意味する名は掟を破った同胞を抹殺する役割を持つ彼女に相応しそうだが、同時に“怪物達を『生み出した』”と言う相反する要素を持つのが興味深い。
因みに神話のエキドナは英雄でもある百目の巨人アルゴスに討ち取られている。キュウレンジャーにはアルゴスと関連があるアルゴ船=ギガントホウオーを駆る鳳ツルギ/ホウオウソルジャーがいるが、その彼が別行動している時にエキドナが初登場したのはこの因縁に基づいた物と考えられる。
※Space.28ラストで登場したオライオンも似た様な構成演出を採られており、彼の名が初めて出たSpace.19では因縁のあるサソリ座とオウシ座のキュウレンジャーが登場しなかった。