飛鷹

ひよう

複数の意味を持つ。本項では、日本海軍の商船改装空母をモチーフとして擬人化した「艦隊これくしょん」の登場キャラクターを扱う。

曖昧さ回避

飛鷹とは、空を飛ぶ鷹、もしくは鷹の飛ぶ姿のこと。文脈によって多数の読みがながある。

将棋の駒の一つ。和将棋・大局将棋に存在する。
旧日本海軍の隼鷹型空母二番艦(飛鷹型一番艦という表現もされるが、公式類別上は隼鷹型である)。読みは「ひよう」。
中華民国海軍の水雷巡洋艦または水雷砲艦。読みは「フェイイン」。
2.をモチーフとした、『艦隊これくしょん』の登場キャラクター。本項にて詳述。
『イナズマイレブン』および『イナズマイレブンGO』の登場人物。⇒飛鷹征矢（とびたか・せいや）
『獣装機攻ダンクーガノヴァ』の登場人物。⇒飛鷹葵（ひだか・あおい）
『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の登場人物・飛鷹二徹（ひだか・にてつ）。左京＆右京と日光＆月光の双子×2の4姉妹を娘に持つ漁師。アニメ版未登場。

図鑑データ

艦名	飛鷹
図鑑No	65
艦級	飛鷹型1番艦
艦種	軽空母
CV	大坪由佳

「名前は出雲ま…じゃなかった、飛鷹です。航空母艦よ。よろしくね、提督！」

概要、発艦開始！

飛鷹型航空母艦の一番艦(ここではゲーム内表記に準ずる)。

龍驤・隼鷹と同じく、艦載機と飛行甲板を式神と巻物として表現している（→軽空母陰陽チーム）。

史実の通り、防御力・速力には不安があるものの、艦載機搭載量は軽空母ではトップクラス（改造前から4スロット持ちかつ、総数も他の軽空母の2倍近く）であり、正規空母の入手の難しさもあって非常に重宝する。それもそのはず、飛鷹型の基準排水量(2万4千トン)は軽空母カテゴリーの中でずば抜けており、鳳翔は別格としても、龍驤、祥鳳の二倍以上、正規空母カテゴリーの蒼龍(1万6千トン)、飛龍(1万7千トン)すら軽々と超え、翔鶴型(2万6千トン)に迫る『巨大軽空母』なのである。

また軽空母ということで運用コストも安価なため、正規空母が揃ってからも使いでは十分にある。

相方の隼鷹と同じく日本郵船の橿原丸級貨客船「出雲丸」を戦時改修で空母にしたもの。加入時にうっかりそちらの名を言いそうになる。

もともと橿原丸級は戦時に空母に改造できる構造にすることを条件に建造費用の6割の助成を受け、北米航路を競合するライバル企業を圧倒するため、日本郵船が満を持して投入する、日本商船隊史上最大の豪華客船となるはずであった。もしも出雲丸として日の目を見ていたら、太平洋の女王として君臨していた筈である。

ただし、客船改造のためか速力は他の正規空母・軽空母と比べると低速になっているので、そこには注意。

台詞にも表れてる通り、装甲も薄め(それでも軽空母としては標準的な数値であり、蒼龍などと比較して薄いという事であろう)。

というか、船体の体格もあってか耐久(HP)は改造前の軽空母の中では最大で、重巡に迫るほど。改造後も改二実装の2人に次ぐ2位タイ。

「つれーわー　装甲うっすいからつれーわー」

どう？性格だって甘くないでしょ？私達、結構やれるんだから！

相方のヒャッハー！とは異なり、生真面目でちょっとツンケンしたところがある。

また、童顔だがスタイルは非常にいい。髪型は見てのとおり、艶のあるストレートの黒い長髪を背中に流し、こよりのような細い白リボンでそのふた房を飾っている。紫色でクセの強い長髪の隼鷹とはここも対照的。

服装は相方の隼鷹と似たコンセプトで、ワインレッドのブラウス（襟元に勾玉飾り）の上から白い狩衣風のスーツに、ズボン袴の隼鷹とは違い赤のスカート袴を穿いている。

2014年2月26日のアップデートで改のグラフィックが新規のものに差し替わり、より凛々しい雰囲気に・・・何気に胸もさらに大きくなってませんかね。そして中破グラフィックは服の損傷個所が大幅に増え、よりスタイルが強調される形に。特に尻ｇ(ｒｙ

一応、担当絵師のくーろくろ氏によると改の絵が発注される前に「商船改装空母の特徴はお尻が丸い事です」と言っていた事が有り改の絵の発注時に反映したと言うことであろう。もっともそのせいか龍驤はお尻もフラットになってしまったが……。

「エレベーターが」「消火ポンプが」と具体的な台詞が多いが、これは沈没時のエピソード（エレベーターが故障して上空まで飛び出した・消火ポンプの故障で艦を諦めたなど）にちなむ。

なお、余談だがこの故障がなければ戦艦長門が曳航していく手筈となっていた。

また、ライトノベル『鶴翼の絆』では洋食好きで鎮守府周辺の洋食屋を全て制覇しており、地味に体重を気にしているという意外な一面が明かされている。

2014年9月26日のアップデートで放置ボイスなどが追加。放置ボイスでは史実の出雲丸が本来働くはずだった、サンフランシスコ航路について「諦めたわけではない」「平和になったら、きっと」と触れている。出雲丸が客船として働くことなく空母に改造され、激戦に駆り出され戦没したことへの無念なのか、それとも艦これ世界で「深海棲艦との戦いが終わったら」と言う意味なのかは定かではない・・・。（仮に後者であれば、「『あちらの世界』にもサンフランシスコが存在する」という世界観的に重要な根拠になるのだが）

2014年12月12日のクリスマスアップデートにて、クリスマスボイスを喋る艦娘の1人に選ばれる。

パーティに合わせてドレスを着ようか、と考える飛鷹の姿が見られる。

このドレス、どうやら彼女が長く取って置いていた物であるようだ。