概要
エプロン型の婦人用仕事着で、ドレス(ワンピース)の役目を兼ねるように作られ、後ろをひもで結ぶもの。
エプロンドレス(apron dress)は和製英語で、欧米においてこのタイプの服はピナフォア(pinafore)と呼ばれる。
エプロンは本来一時的に既存の衣服の上に重ねる作業服であるが、エプロンドレスはこれをスカートの一部、もしくは飾りとして扱っている。 エプロン部分は通常のエプロンと同じく取り外せるものとそうでないものがある。あくまで衣服の一部であるため、本来のエプロンに求められる防汚などの機能は重視されない。
エプロンドレスは、汚れてもエプロン部分のみにとどまることを活かして子供服に取り入れられることがある。ディスニー版『不思議の国のアリス』の主人公アリスの衣装は、エプロンドレスの典型的な例の一つと言える。
現代の日本においては調理や家事などのハウスキーピングに従事する女性の制服(メイド服など)や子供服として認識されている。またロリータ・ファッションにもしばしば取り入れられる。
ロシアでは伝統的な子供服として着用されており、ソ連では多くの学校の制服として取り入れられ、現在もその名残が見られる。