『ハリー・ポッターシリーズ』のヴォルデモートなどをはじめとする、強大な力と圧倒的な悪のカリスマなキャラクター達に対する愛称や俗称でもある。
この記事ではグレートマジンガーの闇の帝王について説明する。
概要
アニメ『グレートマジンガー』のミケーネ帝国の支配者であり、その正体は不明だが、巨大な炎の姿をしている。
設定上のラスボスであるが、『マジンカイザー死闘!暗黒大将軍』ではタイトルからしての扱いから事実上暗黒大将軍がラスボスとして扱われる事も多く、本気で暗黒大将軍をラスボスと思っている人もいる。
アニメ版では地獄大元帥の敗北を受けて、地上への出入り口を塞いだところで終わりその後の動向は不明。
桜多吾作先生のマンガ版では、ミケーネ帝国は剣鉄也の特攻により弱体化しておりベガ星連合軍の地球侵略に際して兜甲児達と組もうとするが何故か本体の脳髄の入った容器を甲児が落として死亡した。
ダイナミック・プロの団龍彦氏の小説『スーパーロボット大戦(小説)』では、本来の名前はギャラハン。この作品ではネットワークを完全に牛耳ったことにより、地球を征服し、「クリーチャー」と呼ばれる意思をもったロボット軍団を操り、数百年にわたって人類を迫害し続けていた。
普段はデューク・フリードの子孫から奪い取ったグレンダイザーのボディに宿っており、その力でマジンガーZを圧倒したこともある。
その目的は、絶望の淵に追い込まれた人間が自己防衛力として発現させる超能力のうち、時間を制御するエスパーを目覚めさせ、その力で過去に向かい、ミケーネの滅亡を防ぎ、さらに永遠の栄華を得ることだった。
しかし、時間を制御するための「時間砲」が完成し、スーパーロボット軍団が召喚されたあとの現代に向かうセットアップが済んだところで、配下のパリアッチョ(あしゅら男爵のミケーネ帝国での名前)に造反されたうえ、時間砲の原動力であるエスパーのミクと、その力を増幅させるトキ、時間砲の開発者であるライオネル博士を甲児に奪還される。
野望を達成すべく、光子力研究所にあるオリジナルの時間砲を狙うものの、デビルマジンガー(マジンガーZのプロトタイプで、パリアッチョが復活させたドクターヘルの負の意思を原動力とする)によって完全に消滅させられている。
真マジンガーZEROの展開では、さらなる悪夢が待ち構えていた。
スーパーロボット大戦について
真マジンガー以降は暗黒大将軍の出番が少なくなり闇の帝王自身が前線に出ることが多くなった。
なお、第2次スーパーロボット大戦αや第3次スーパーロボット大戦Z(ミケーネの神[[ハーデス神が姿を変えたもの)では戦闘することが出来るがどちらもかなりの強さを誇る。
第2次スーパーロボット大戦α
20万の体力にHP回復とEN回復の大、射程1~10という長射程のALL武器を所持。
パイロット能力も超能力と底力、サイズ差補正無視に加えて地形適応が全てS。
極めつけは分身でこれにより必中は必須となる(サイズこそLLだがパイロット能力と地形適応で避けられる可能性は十分ある)。
MAP兵器が無いのが有情な所だがALL武器持ちの為危険性はあまり変わらない。
また、主力部隊を戦艦で輸送するのも手である。
第3次スーパーロボット大戦Z
まず、目につくのが「2回行動」。
更には極とその発動をサポートする精神耐性と戦意高揚、気力+ボーナス持ちで脱力はほぼ役に立たない。
武装面では能力半減の通常攻撃の他MAP兵器も完備。
そのため、安全だと思って待ち伏せしていたら一気に近付かれてMAP兵器を撃たれるという事態に陥りやすい。
MAP兵器には特殊効果が無いことと第2次α版とは逆に分身を持たないことが弱点となっているため、短期決戦を狙うべし(流石にスタッフも分身を持たせたらマズいと思っていたのだろう)。
スーパーロボット大戦BX
戦闘こそしなかったものの原作で1人で倒したゼウスに加えエルドランとゼノン、ファルセイバーが助っ人に来て4人の攻撃でようやく倒された(というよりは封印された)。
その上ファルセイバーに至ってはミケーネ帝国との戦いで致命傷を負ってしまった。
スーパーロボット大戦V
ハーデス神の復活した姿として登場。
最終話前にブラックノワールと共に現れ、立ちはだかる。
倒すと復活宣言をするが、その後に待ち構えていたのは(敵からすれば)スパロボ史上最大の絶望であった……
「だ、駄目だ、勝てぬ! 因果の果てに待つのが、こいつ等では絶対に勝てぬ!!」
……余談だが、Googleで闇の帝王と検索すると候補に勝てぬと出てくる。
関連タグ
ファルセイバー、エルドラン、ゼノン:スーパーロボット大戦BXでの宿敵