概要
退魔師とは、魔物の退治を行う者のことを指す造語である。
主にファンタジー系の漫画、小説、ゲームなどで登場する。
形態
エクソシストタイプ
キリスト教系など海外の大多数がこのタイプ。
聖書の詩編や聖水を用いて祈祷をする実在のエクソシストに近いのものから、聖遺物を武器に戦う武闘派まで多種多様。ファンタジーでは、後者がほとんど。最近では拳銃やその弾丸に祝福儀礼を施し、それによって悪霊や魔物を討つタイプが流行している。
神道/陰陽師タイプ
和風退魔師に多いのがこちら。
どちらもまったくの別物なのだが、『巫女服の退魔師少女』の登場により、ごっちゃにされることが多くなった。そのため、護符と玉串を振るう巫女さんが量産されることになる。
また小説家夢枕獏氏の著作『陰陽師』によって、じわじわと安倍清明ブームが到来し、その勢力を拡大。最近では豪血寺一族シリーズのMADムービーが話題となり、再び脚光を浴びている。
密教/修験道タイプ
マイナーではあるが、昔から存在していた王道のタイプ。
仏教でも、特に秘密の奥義などが多く、また弘法大師や役小角といった退魔行伝説を持つ人物も多い。
少年誌などではさほど多くないが、一転して青年誌などの割と高い年齢層の高い雑誌には比較的によく登場する。
道教タイプ
もっぱら中華圏の退魔師はこのタイプ。
『霊幻道士』で有名になった、「陰陽師」タイプの原形言うべき存在。主に護符や数珠、祈祷をかけた武器などを用いて悪霊などに立ち向かうものが多い。場合によっては、四聖獣などの神獣を召喚するなど、スケールの大きいものも多い。
また仙人などもこのパターンに類する場合がある。
pixiv
pixivでも同様に、魔物や妖怪、獣を退治する人間という意味で使われている。
しかし、変態さんの多いpixivでは、ほぼ全ての退魔師が
女性キャラクターとなっている。(男性の退魔師もいることはいる)
変身や魔法を使っているキャラクターも存在し、
魔法少女に近い立ち位置となっているものもある。
他にも、女性キャラクターが魔物、妖怪、獣等を退治するという設定上、
R-18タグがつけられている絵も多い。