概要
異形の遺伝子強化技術により、獣の能力を得た人間・獣人。
その獣人達が競い合う闇の決闘・「牙闘(キリングバイツ)」に臨む、獣闘士(ブルート)達の熾烈な戦いを描いたバトル漫画である。
原作を動物知識に定評のある村田真哉、作画を成年漫画出身の隅田かずあさが務める。
物語は「蜜獾(ラーテル)」の獣闘士・宇崎瞳を中心とした第一部と、「媚戌(ビーグル)」の獣闘士・戌井純を中心とした第二部の、二部構成によって展開される。
隅田氏の作風も相まってか、「ヒーローズ」という看板とは真逆の、ダークかつエロティックな描写が多い。
そうした派手な要素が目立つ一方、バトルの内容は豊富な知識量に裏付けれており、読み応えのある勝負の数々が展開されている。
2018年1月からは、ライデンフィルム制作のテレビアニメが放送されている。
すわべおにいさんの動物解説コーナーは、原作よりも激しく熱がこもっており、バトルのテンションを盛り上げることに一役買っている。
AT-Xおよび毎日放送、さらにはBS-TBS、TBS、ついでにTBSのお友達約1局で放送。なお、毎日放送およびBS-TBS、TBSではアニメイズム枠で放送されるとか。
なお、2016年内にゲームの発売も予定されていたが、制作会社の解散により2017年9月に制作中止が発表された。
ストーリー
運悪く大学の不良グループに呼び出され、女子高生を連れ去り強姦する片棒をかつがされてしまった青年・野本裕也。
しかし、彼の車に拉致された少女は、その身に「蜜獾(ラーテル)」の力を宿した獣人・宇崎瞳だった。
彼女に仲間を皆殺しにされてしまった野本は、獣人達がしのぎを削り合う決闘・牙闘の舞台へと連れ出されてしまう。
そしてこの出会いをきっかけに、彼は獣人を巡る壮絶な戦いに巻き込まれていくのであった。
登場人物
担当声優は、オーディオドラマにおけるものを記載しているが、メインキャラクターはTVアニメ版では変更なく放送される。
声 - 雨宮天
声 - 内田真礼
声 - 羽多野渉
声 - 本田貴子
声 - 上坂すみれ
声 - 浅川悠
声 - 赤崎千夏
声 - 潘めぐみ
声 - 柴田秀勝
関連項目
ブラッディロア:獣人を題材とした格闘ゲームで、獣人格闘の先駆者と言えなくもない存在。
ケンガンアシュラ:代理戦争繋がりで、企業同士が用意した闘技者が戦う。
けものフレンズ:獣耳だったり解説コーナーが充実していたりと、微妙に共通点がある。アニメ化は先を越されてしまったが、世に出たのはこちらが一年先だった。
(ちなみに、けものフレンズには主人公と同じラーテルのフレンズが存在してる)