ムサシ「これってもしかして・・・」
「ソーナンス遭難(そうなん)す!?」
「ソーナンス!」
概要
CV:うえだゆうじ
ジョウト編で、ムサシがテルという少年と手持ちのベロリンガを交換して入手。
以後、ロケット団のレギュラーポジションに収まり、何かあるたび勝手にボールから出ては「ソーナンスッ!」と鳴く。とても陽気で表情豊か、ムサシ達の技術的な作戦や高テンションのノリにもしっかりついていっている。
ゲーム第二世代時のソーナンスは苦しそうな表情しかしないポケモンだったのだが、第三世代以降はひょうきんな表情のグラフィックが定着している。間違いなくこのムサシのソーナンスの影響である。
各バージョンのソーナンスの図鑑説明文にある「暗い洞窟が住処で、夜にならないと動き出さない。尻尾に何か秘密があるためそこを隠したがっており、攻撃されると猛反撃する」という設定は一切なくなっている。
ゲームと同様に、相手へ攻撃を跳ね返すことを得意としているが、ゲームと違ってこちらはダメージを受けずそのまま倍返し出来るというチート能力を持っている。
しかし、強すぎる攻撃技は反射しきれずダメージを受けてしまう。
ムサシは当初「ミラーコート」という技の存在を知らなかったため、どんな攻撃に対しても「カウンター!」としか指示していなかったが、ソーナンスは当初より自分の判断で「カウンター」と「ミラーコート」を使い分けて対応していた。
このことをイミテに指摘されて以降、しばらくの間はムサシも「カウンター」と「ミラーコート」を使い分けようとしていたが、(元々ソーナンスの自己判断で間に合っていたためか)ほどなくして「カウンター」一辺倒の指示に逆戻りした。
DP編からは「ソーナンス!やっちゃって!」等と技の指示すら無しに使い分ける事が多くなっている。
ソーナンスの性質上、ソロの演技が多いポケモンコンテストには不向きで、それによってコンテストを優勝できなかったことが多かったが、2匹以上の演技がメインとなるトライポカロンではパンプジンとのペアでムサシの初優勝を貢献させてみせた。
加入してから長年ロケット団のレギュラーとして活躍してきたが、『ベストウイッシュ』で、他の地方のポケモンを持ちだすと怪しまれる(人語を話せるチームメンバーのニャースは例外)という理由で、手持ち総入れ替えの際に預けられた。
レギュラーを外れた後も、劇場版短編『メロエッタのキラキラリサイタル』『ピカチュウとイーブイ☆フレンズ』では、従来通りニャースの相棒として登場している。
尚、常にモンスターボールから出ているにも関わらず時々モンスターボールから出る効果音を伴って出ることもある。モンスターボールが無い設定のはずの劇場版短編でもボール音で登場する。
再登場
そして、『ベストウイッシュ』最終回で3年ぶりに本編に再登場、2013年10月から開始されたアニメ新シリーズ『ポケットモンスターXY』ではレギュラー復活を果たした。
『XY』では第1話から、従来のシリーズ同様にモンスターボールから勝手に飛び出し「ソーナンス!」の一言を発し登場。
実に、3年ぶりのネタである。
その後、サトシとシトロンのバトルに乱入し、サトシのピカチュウとシトロンのホルビーを強奪するため、バトルに駆り出された。
ピカチュウの「10まんボルト」を跳ね返し、ホルビーの「マッドショット」を全て紙一重でかわし、ピカチュウの「エレキボール」のみを跳ね返す離れ業を披露。
しかし、本体に直接ダメージを与えるものではないわざは跳ね返す事が出来ないのは相変わらずで、わざですらないケロマツの「ケロムース」投げで動きを封じられ、ピカチュウたちに破れた。
アニメのOPでは、ニャースの気球から落ちそうになっていたムサシ・コジロウ・ニャースの三人を、ボールからいきなり飛び出した勢いで落下させてしまっている。
『ポケモン・ザ・ムービーXY 光輪の超魔神 フーパ』ではなんと伝説のポケモン『ギラティナ』のシャドーボールを(押し込まれこそしたが)ダメージを受ける事無く跳ね返している。
以前フリーザーのれいとうビームを受けた際は後ろに隠れたロケット団共々衝撃で倒れていた。
伝説のポケモンがタイプ一致で放った自身に効果抜群の技を跳ね返すとは、ソーナンスも他のポケモンと同じく成長しているのかも知れない。
『サン&ムーン』では常にモンスターボールの外に出ており口上にも加わるため、実質ロケット団はトリオから2人+2匹のカルテットでの活動となっているが、現在のところムサシの主戦力がミミッキュのため戦闘に加わることはほとんどない。すっかり非戦闘要員になってしまったがムコニャと共にバイトをしたり、釣りに励んだり、ニャースの変装の下半身役を担ったりと、人間的な活動にこなれた様子を見せる。
表情はさらに豊かになり、ムサシに美味しい物を一人占めされて大泣きした。
ロケット団の一員として仲間を愛しているらしく、ニャースがアローラニャースに入れ替わっていた時は1匹だけすぐに気付いて困惑していた。