「それでは諸君、鬼退治に行くとしようか。」
「あ~んもう、何やってんの!ダメダメダメ!パーフェクト負けなんて絶対に許さないんだから~!」
cv:速水奨
概要
フォース「第七機甲師団」を率いるダイバー。愛機はグリモアレッドベレー。
ダンディな声に反して、アバターは軍服を着たフェレットという極めてプリティーな姿をしている。当然ながら可愛いものに目がないサラやモモは胸をときめかせては愛玩動物の様になで回し、ユッキーは止めようとしたが本人曰く「モフモフされるのには慣れている」と笑って許してくれた。
GBNチャンピオンクジョウ・キョウヤの良きライバルであり、良き友人でもある。
彼もまた心からGBNを愛するが故にマスダイバーの横暴を許せず、マスダイバーへの対処に頭を悩ませるキョウヤに対して協力を申し出ている。
「智将ロンメル」の二つ名で呼ばれており、その名が示す通り巧妙な策略を張り巡らせて戦う戦略家。その作戦立案能力に関してはチャンピオンであるキョウヤの上を行く。
だが同時に、「自分が一番ガンプラバトルを好きで、一番上手い」と証明しようと戦う熱い心を持っており、1対1の状況であっても臆さず戦う。むしろファイターとしての技量もキョウヤと互角に渡り合えるほど高い強豪ダイバーであるが、一方で「戦術家が前に出るべきではなかった」と敗因を分析できる冷静さも併せ持つ。
リク達のフォース「ビルドダイバーズ」のデビュー戦の対戦相手として、彼が率いるフォースの新人部隊の応援と言う形で初めて顔を合わせる。
序盤は余裕を持って静観していたが、戦闘が進むにつれリク達が優位に立ち始めると徐々に冷静さを欠き、果てには子供が駄々をこねる様な姿も見られ、非常にコミカルな一面が垣間見えた。
しかし試合が終わった頃には冷静さを取り戻し、完敗を認めた上で再戦を約束したのだった。
その後、エース級が揃った部隊がブレイクデカールで自己再生能力を得たマスダイバーに敗北を喫した事をきっかけに、キョウヤと共に本格的なマスダイバーの排除に向けて行動を開始する。
キョウヤがゲームマスターから得た情報から、ブレイクデカールがGBNの根幹であるメインプログラムに介入しているのではと推測し、その脅威を排除する為にAVALONや他のフォースらと有志連合を結成。自フォースからスパイを派遣して黒幕の所在を突き止め、大規模攻勢に打って出る。
第七機甲師団
ロンメルが隊長を務める、ランキング2位の古参フォース。通称「ロンメル隊」。自身のアバター素であるフェレットを軍団章としている。フォースネストは報奨品と推測されるギャロップを移動拠点にする。
強豪揃いの実力派フォースであり、トラップや欺瞞作戦など智将ロンメルらしいハードでテクニカルな戦闘を得意とする。
主なメンバーは副隊長のクルト、ジャックなど。また、支部として新入りメンバーのみを集めたフォース「第七士官学校」がある。
主な使用機体はザクやギラ・ドーガなどのモノアイ系の量産機、及びそれらをベースとした改造機であり、落ち着いたミリタリー風のカラーリングが施されているのも特徴。
第14回ガンプラフォーストーナメント決勝戦では、分離・合体機構を持つバウの特性を利用して機体の数を欺瞞し、伏兵を作り出す作戦でキョウヤに対抗した。
余談
名前の由来は第二次世界大戦時に活躍し「砂漠の狐」という通り名で知られたドイツ陸軍のエルヴィン・ロンメル、あるいは「機動戦士ガンダムΖΖ」に登場する、彼をモデルとした旧ジオンの軍人デザート・ロンメルと思われる。
また、フォース「第七機甲師団」の名前は、エルヴィン・ロンメルが師団長を務めた「第七装甲師団」に由来すると思われる。
ロンメルの声優を務める速水氏は過去にもガンダムシリーズ作品に出演しており、ギニアス・サハリン、ニムバス・シュターゼン、イズナリオ・ファリドなど数多くの役所を演じている。