概要
第7機甲師団を率いるロンメルの使用するグリモアの改造ガンプラ。
その名の通り、頭部が赤いベレー帽を思わせる色にリペイントされている他、左肩に増設された装甲も同系色で塗られている(中の人も出演経験があるからと云える)。
汎用性に優れたベース機の更なる機能拡張をコンセプトに各所に安全マージンや機体バランスを無視した限界ギリギリの改造が加えられた結果、並みのダイバーでは満足に扱えない上級者向けの機体として完成した。
大小問わず様々なオプションパーツが用意されており、作戦に合わせてこれらを換装するミリタリーテイストの強い機体。脚部には「インラインダッシュ」というローラーが追加され、地上を素早く移動出来るが、宇宙空間でも問題無く戦える汎用機でもある。
ロンメルは第14回ガンプラフォーストーナメントにて、この機体と巧みな作戦でクジョウ・キョウヤのガンダムAGEIIマグナムと互角に渡り合った。
武装
プラズマナイフ
ベース機から受け継がれた近接格闘戦用武器。
プラズマ放出刃を回転させる事で高い切断能力を発揮する。
アサルトライフル
下部にグレネードランチャー、ストックにハンドガンを接続した大型ライフル。
弾倉はグリップ部に挿入される。
重量バランスよりも火力と手数を重視した、かなりの大型火器となっている。
銃身を取り外しても、サブマシンガンとして使用可能。
ハンドガン
ライフルのストック部分に接続されているハンドガン。
ライフルよりも取り回しに優れている。
シールド
グリモアから受け継がれた盾。
マウント方法も同様。
左肩の増加装甲と合わせて、広い範囲を防御できる。
ミニモア
グリモアの頭部を改造した小型無人機。
グリーンとブルーの二種類あり、普段はバックパックであるミニモアザック内に格納されている。
偵察に使用する他、プラズマナイフを装備しての戦闘も可能。また、レッドベレーの頭部が失われた場合代わりの頭部として転用することもできる。
シザークロウ
脛部追加装甲を展開すると現れる大型クロー。
展開時にはつま先からも刃が飛び出るようになっている。
相手の上をとってから展開、降下して猛禽類が掴み掛かるような攻撃を繰り出すことを想定しているが、接近戦における不意討ちの手段としても有効に機能する。
余談
その特徴的な見た目から、同じサンライズのロボットアニメである『装甲騎兵ボトムズ』の『スコープドッグ』が元ネタではないかと云われている。
なお、本機のベースとなったグリモアは、『Gレコ』初期案のカラーバリエーションの1つとして本機と同様に、頭部が真っ赤な画稿が存在する。