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サムスンの編集履歴

2018-07-15 02:50:08 バージョン

サムスン

さむすん

特に説明無い限り、韓国の財閥、あるいはその中核企業であるサムスン電子のこと。

特に説明のない限り、韓国最大の財閥・企業グループであるサムスン(三星)グループ、あるいはその中核企業で同国最大の総合家電メーカー、サムスン電子のこと。

メイン画像にもあるように韓国語での発音は「サムソン」の方が近い。

サムソンは当該項目を参照。


本項目ではサムスン電子について説明する。


概要

グループの発祥は韓国が日本統治下にあった1938年。最初は食品・衣服事業から出発した。

サムスン電子は1969年設立。


1980年代から海外進出を本格化するのと前後して半導体事業に参入。

DRAM液晶などの分野で急速にシェア拡大を遂げた。

21世紀に入ってからはフラッシュメモリスマートフォン有機EL等に積極的に投資を行い世界市場における存在感を高めてきた。

下記のような色々な事情もあってか日本でのブランドイメージはあまり良くなく市場でも冷遇されがちな企業であり、特に白物家電販売は2007年に日本からの撤退を余儀無くされている。但しSSDやスマートフォンの日本販売は今でも継続している。

2009年には売上高ベースで世界最大の総合家電メーカーに上り詰めた。


主な製品

上記したように主にスマートフォン、NAND型フラッシュメモリ、有機ELディスプレイの分野で高いシェアを獲得している。


メモリ業界では同社がいち早く量産化に成功した「3D-NAND」に力をいれており「V-NAND」(VはVerticalの意)というブランドで自社のSSD等に積極的に採用している。

また「V-NAND」のイメージキャラクターにロボットの「VICTO」を起用している。(動画のVICTOは2代目)


ディスプレイ分野に関しては2012年に業績不振の液晶部門を分社化し、有機ELディスプレイに焦点を移していたが、近年は「量子ドット(QLED)」に注力することで有機EL陣営に対抗する方針に転換している。既にQLEDを自社製PCモニター等に採用し始めており、気合の入れ様が窺える。


事件・問題

スマホ業界におけるライバル、アップルとかつて特許問題を巡って度々訴訟合戦を繰り広げていた。

iPhoneの部品供給などもやっているので全面敵対というまでではないが、国によっては訴訟合戦で敗れていたりする。

2018年6月27日に示談にて和解が成立したことが発表された。これにより実に7年に及ぶ戦いに一区切りがついた事になった。


2017年2月17日、朴槿恵大統領らに賄賂を提供した容疑で、サムスンの実質トップである李在鎔(イ・ジェヨン)副会長が逮捕され、28日にはサムスングループのコントロールタワーを担う未来戦略室及び、グループの社長団会議が廃止され、司令塔が失われる事となり、グループは事実上「解体」された状態となっている。

一応グループが解体されたとはいえ日本の元財閥のように個々の企業は残されている。


労使闘争が悩みの種になっているヒュンダイとは対照的に「労組」を貫いている。しかしそれゆえに労働環境を問題視する声も上がっている。特に半導体工場は必要最低限の安全性すら確保されておらず、2017年に入ってもなお職業病による死者を出しており、死の工場とまで呼ばれている。


創業当時電器産業への進出にあたっては技術的問題を解決するために日本企業との提携が必須だったが、当時のNEC社長が「韓国は技術を盗んでいく」と警戒していたために中々提携できない状況が続いた。

しかし、シャープがNECとサムスンの間を取り持ってくれたことで、技術供与を受けられるようになった。

だが、結果的には当初NECが危惧していたようにサムスンはシャープの技術を模倣するようになり、挙句の果てには盗んだ技術でシャープ相手に特許訴訟を起こす暴挙に出ている。

(シャープと提携していた当時の李健熙会長が復帰して訴訟を取り下げたことで和解決着した)

皮肉なことに、後にサムスンも中国の産業育成に大規模支援を行なった結果、

先に進んでいた日本企業と追い上げてきた中国企業に板挟みにされる事態に陥っている。


液晶部門における供給力不足を解消するために2013年からシャープへ出資していたが、2016年にシャープが台湾の鴻海精密工業に買収されたため、シャープ株を手放した。

現在では訴訟合戦を起こすなどほぼ完全に敵同士となってしまっている。


自社生産している製品も含め、それらを構成する部品や材料をほとんど自社製造しておらず、輸入等にかかる関税等も影響して、製品を売り上げてもあまり利益が出ないことが現時点での泣き所。

サムスンの外資比率は60%に達しており、ヒュンダイの49%を更に上回る数字となっている。


韓国経済、ひいては韓国そのものを支えてきた老舗の大企業である一方で、大小様々な不祥事を起こしているために日本はもとより韓国国内でも賛否両論が激しく、評価の難しい企業である。

とはいえ、今でも就職においては韓国一の競争倍率を記録し続けている人気企業である。


製品について

ここまで厳しい事情を書いてしまったが、サムスンの製品自体の評判については基本的に良く、ブランドイメージよりも製品自体の出来を重視する海外ユーザーからは高い支持を得ている。

また、とりわけサムスンを厳しい目で見ている日本においてもPC/ガジェットマニアやハイエンド志向のユーザーを中心に熱烈なファンが居ることも事実であり、日本未発売の製品をわざわざ海外から取り寄せるユーザーも少なくない。

上記したようにメモリ(NAND/RAM両方とも)やスマートフォンを中心に高いシェアを誇っていることもその事を裏付けているといえるだろう。

関連タグ

Samsung サムソン サムスンライオンズ SamsungGalaxy GalaxyNote

韓国 LG ヒュンダイ

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