概要
愛称はKORAIL。
主な路線
KTX(韓国高速鉄道)
- 京釜高速線(京釜高速本線) : ソウル駅と釜山駅とを結ぶ。日本でいう東海道新幹線に相当する重要路線。
- 湖南高速線(湖南高速本線) : ソウル駅から大田駅経由で木浦駅へ向かう。ポジション的には日本でいう東北新幹線か上越新幹線に相当する。
- 仁川空港鉄道 : 「KORAIL空港鉄道」「仁川國際空港線」ともいう。ソウル駅と仁川国際空港とを結ぶ空港線。日本でいう成田エクスプレスに相当する。
在来線
- 京釜線(京釜本線) : 韓国2大都市の代表駅であるソウル駅と釜山駅とを結ぶ。日本でいう東海道本線に相当する重要路線。
- 湖南線(湖南本線) : 西大田駅と木浦駅とを向かう路線。韓国第2の幹線で、ポジション的には日本でいう東北本線か山陽本線に相当。
- 京義線(京義本線) : ソウル駅と都羅山駅とを結ぶ路線。かつては北朝鮮区間にも路線が伸びていたが、朝鮮戦争によって分断されてしまった。
- 中央線(中央本線) : ソウル郊外の清凉里駅と韓国東南部の慶州駅とを結ぶ路線。
- 慶全線 : 韓国南部の三浪津駅と光州松汀駅とを結ぶ路線。光州松汀駅で京釜線と合流し釜山駅方面へ直通する。
車両の特徴
- 現有車両共通:戦後すべて番号だけで管理しようとしたため、番号体型は複雑怪奇である。頻繁な改番もザラであり、新形式にまとまった番号枠を明け渡すために既存形式の番号をしょっちゅう改番してきている。鉄道庁時代まで、機関車・気動車・電車をすべて「動力車」の一括りの枠で管理していたため枠が枯渇しやすかったという背景もある。逆に日本時代から引き続き使われた蒸気機関車については形式のカナ表記をハングル+数字(パシコ→퍼시5など)に書き直した以外殆どそのまま用いており、枠の枯渇とは無縁であった。
- 客車:戦前の朝鮮総督府鉄道時代以来、客車の車体に車番表記が無いように見える。実は台車の側枠に書いてあり、客車については現在でも例外は電源車・暖房車くらいである。また古く戦前から近距離普通列車に特化した客車(日本国鉄のサハ48形にステップを付けたような車両)を多用しており、日本とは逆に優等車両の格下げが進むとラッシュの乗り降りに不適な長距離型の客車がローカル列車に多くつながるという現象が見られた。