CV:中村悠一
プロフィール
伊那国・雷門イレブンの監督。出生日は7月20日(イレブンライセンスカードより)。
名前、見た目通りの中国人でカンフーの達人。
本来雷門中の監督は響木正剛であるが「強化委員」として別の学校の監督に就いたため、その後任となった模様。
大頭面を被った助手・李子文がいるがその正体は不明。
伊那国メンバーに初戦までの1週間に基礎的な特訓(割とハード)を指示し、具体的な理由をはぐらかしたりと始めはメンバーから不信に思われていたが、結果として意味があったと判明した後は信頼を寄せていくようになる(メンバーが悟っただけで、本人にそうした意図があったのかは不明)。
また選手の必殺技習得に変わった方法を指示し、くじを当てた者には特訓とは無関係な雑用を任される。結果的に試合で必殺技を編み出したあたり才能を開花させる力はある。
また相手チームのデータを調べ上げ、そこから戦法を見出して勝利に繋げる(選手がそれに気づくかどうかによる)。
一方でアニメ16話の白恋中戦では相手チームの策略で仲違いしているメンバーに監督として何か口出しをすべきだと言う大谷つくしと神門杏奈に対し、「この先勝ち進む程に苦しい場面は何度も訪れるでしょう。それを自分達で解決してこそ成長出来るのです。」と選手同士の問題には干渉しない返答をした(もっとも、その後に明日人がチームメイトの仲違いを治めた為に口出しする必要が無かった)。
準決勝・利根川東泉戦前に監督から一時離脱(理由について「家庭の事情」と言っているがその直後の言動からハワイ旅行への休暇へ行くようにしか見えなかった)。一応新必殺技の特訓内容と道成キャプテンへの手紙を渡している。・・・と思いきや試合で子文と共にクマゾウの着ぐるみでアイス売りに扮して様子を見ていて雷門中が勝利した後に嬉しそうに駆け寄った。(なおアイス売りとしての仕事は全く出来ておらず、商品を勝手に食した事も含め子文に度々注意されたが止める様子も無く最終的に丸投げした。)
その経歴も凄まじく、星章学園の調査によるとスタンフォード大学を主席卒業後、カンフー師範、軍人、ベースボールプレイヤー、サッカープレイヤーを3年定期で転々と渡り歩いていたことが判明。その後サッカーの監督を務めるが1年で引退。その間10年ほどスポーツ界の歴史から姿を消していた。世界サッカー協会より除名処分を下されており、詳細不明であるがサッカーへの批判的行動を取ったことが理由となっている。現在の年齢はおよそ45歳(週刊イナズマウォーカーより)。
続編「オリオンの刻印」では日本代表・イナズマジャパンの監督を勤める事になり代表選手やマネージャーを彼が選んだ。
一星充の不審な行動について鬼道から彼の情報開示を求められるも、プライバシーを盾に追い払った後にどうしても入れなくてはならない理由が有ると独り言を残していたが、アジア予選第2試合で、一星はロシアで2年以上プレイ経験があることから「国家友好親善大使」の肩書を持ち指定期間内に試合出場させることがFFIで義務付けられており、必ず彼を出場させないと監督生命を危ぶまれると明かした(予選第1試合ではリザーブだったことで警告を受けた)。
特徴
肥満体型で辮髪、ドジョウ髭と顎髭が特徴。赤い長袍風ジャージを着用(イナズマジャパン監督時は青緑色)。
朗らかな性格で敬語口調で話し微笑んでるような表情が多いが、オリオンの刻印の第3話のとあるシーンでは凄く真剣な表情が描かれた。
ゲーム好きな一面があり、試合中でもゲームに熱中していることも有るが、帝国学園戦での雷門イレブンの疲労具合や相手チームの作戦を見抜いた事からサッカーの方もバッチリ見てるという器用な事をしているのが伺える。
ムッツリな面が有り、それが起因して試合が控えていたにも関わらず警察に一時拘留された事があるが、留置場で看守から隙を突いて通信端末を奪い作戦指示を出した。
カンフー師範の経験から秘術にも精通しており、予選最終試合で足に怪我を負ってしまった明日人に3分間だけ痛みを和らげるツボを押したり、体力温存用の独自の呼吸術を教えた。
余談
担当声優の中村氏は過去のシリーズでも影野仁や源田幸次郎、財前宗助などを演じていたが、新しく担当することになったこのキャラクターは声色も雰囲気も過去の担当キャラクターとは大きく違うのでテロップなどを見るまで気が付かなかった人も少なくなかったのではないだろうか。