アレクシス「何か勘違いしているようだねぇ。君自身が"怪獣"になればいいんだよ」
六花「え……」
アレクシス「インスタンス・アブリアクション」
概要
第12回(最終話)「覚醒」に登場。別名:「自縄自縛怪獣」。
新条アカネを完全に見限ったアレクシス・ケリヴがアカネそのものを怪獣化させた姿。
OPに1カットだけ写っていた謎の巨大物体の正体である。
薄灰色のカメとフジツボを足して割ったような巨大な身体にトゲだらけの環形動物のような4本の足が生え、その身体の中央内部には虫に似た頭部があり、その頭部のさらに奥の方に人形じみた白塗りの人面像が隠れているというかなり異形の怪物となっている。
アカネに似た声で「いやあああ」と悲鳴をあげているかのような声を上げる。
開いた口からは衝撃音波を放ち、身体に取り付いた相手には電撃で迎え撃つ。
特に衝撃音波は命中すれば建物が根こそぎ吹き飛ばされ、広範囲にわたって大爆発が起こる程非常に強力なものである。
さらに核となったアカネは無数の白い手に捕らえられ、問川さきるを始めとしたバレー部たちやArchadia等今まで自分が殺してきた者達の亡霊に向き合わされるという生き地獄を味わう事となった。
亡霊自体は特に言葉を発さず、ただ笑みを浮かべながらアカネの方を向いているのみ。
まるで今のアカネを嘲り笑っているかのように…
活躍
核であるアカネの負の情動のままにツツジ台の中で暴れ狂うが、駆けつけたグリッドナイトが頭部の外殻をこじ開け、変身を解除して人面像の額から突入。
体内からアカネを引きずり出されて活動を停止する。
その後しばらくは抜け殻となってその場に残り続けていたが、グリッドマン>グリッドマン(SSSS.GRIDMAN)がアレクシスとの戦いで使用したフィクサービームによって世界が修復されると球形に変化し、どこかに帰っていくかのように転がりながら消滅した。
余談
デザインは前田真宏による。『ウルトラマンパワード』以来の参加となった。
ナナシB>ナナシ(SSSS.GRIDMAN)にも見られた「殻に閉じ困ったアカネの心」を具現化したかのような姿をしており、アカネ本人は何重にもなったゼッガーの外殻の中に囚われており、まさしくアカネそのものと言える怪獣であると言える。
/> アカネが変身した怪獣だが、間違ってもこうではない。
/> <br /> OPで公開された時は頭が引っ込められた状態だったため、一部視聴者からは蕾とかタマネギなどと呼ばれていた。また原典最終回に登場した藤堂武史のパソコンから伸びて来た触手の先端にあった蕾のような物体に似ているとも。
結局最終話前の第11回までこれに類似する怪獣は出てこなかったため、逆算でこれがアカネの怪獣になった姿だと判明した。
二つ名の「自縄自縛」は「自分の言動によって身動きがとれなくなり、苦しい立場になる」ことを意味する。
関連タグ
ジャミラ:元祖人間怪獣。こちらは元の姿に戻ることはできないまま倒されてしまった。
元ネタ