アラディン
あらでぃん
「ルフィ君の話ならこの2年お前からさんざん聞かされた…」
「そんなにホレ込んだ男ならむしろそうすりゃいいと思ってた」
「ふふ 行って来いよジンベエ!!」
概要
魚人島出身のイタチウオの人魚で、元はリュウグウ王国のネプチューンに仕える軍人であったが、世界政府の本拠地マリージョアで奴隷にされていた。しかし、探検家フィッシャー・タイガーによるマリージョア襲撃で解放され、解放後はタイガーやタイガーに賛同する魚人達と共にタイヨウの海賊団を結成し、船医を務めた。12年前にタイガーがこの世を去り船長がジンベエに代わった後も海賊団に残ったメンバーの1人である。
妻は「四皇」のビッグ・マムことシャーロット・リンリンの29女でシュモクザメの半人魚のシャーロット・プラリネ。彼女からは溺愛されており、母であるビックマムか夫であるアラディンを取るかの選択において「ママよりアンタを取るに決まってんじゃない♡ もしもの時はあたしも連れてって♡」と抱きしめながら宣言された。
プロフィール
能力
軍人出身というだけあって身体能力はそれなりに高く、長きに渡る海賊活動で脱落することなく戦いで生き残っている。武器は三叉槍。
性格
血の気の荒い魚人の海賊達の中では最も良識を持った人物の一人と言え、タイガー亡き後のタイヨウの海賊団ではジンベエの良きサポート役となった。
活躍
初登場は探検家フィッシャー・タイガーの過去編。15年前の奴隷解放事件で解放されたことがきっかけで結成当初からタイガー率いるタイヨウの海賊団に船医として参加しており、コアラが奴隷としてのクセが抜けないのをはっちゃんが注意しようとしたときは、トラウマはそう簡単には消えないため焦る必要はないとの助言をした。
タイガーが死にかけた際も船医として輸血を勧めたが、己の経験からタイガーは人間の血を受け入れられず、治療の甲斐もなく死んでしまった。しかし、何を言おうと解放してもらったすべての奴隷にとってあんたは大恩人だというアラディンの言葉により、タイガーは笑顔で死を迎えた。
12年前のタイガー死亡後も海賊団に残り船長となったジンベエを支える。ミョスガルド聖が事故で怪我をして魚人島に着いた際は元奴隷として天竜人への恨みが人一倍あるにも関わらず、自ら率先して治療をかってでた。(元奴隷以外の者ですら天竜人への敵意で溢れていたため、彼の行動は異例中の異例)
新世界編では副船長になっている。ビッグ・マム編にてジェルマ66と麦わらの一味の接触をジンベエに伝えた。その後、ジンベエがルフィの下に就きたいという意思を表明した時は快く受け入れ、他の魚人海賊や妻と共にジンベエの味方をすることを決意する。
ホールケーキ城崩壊後、チョッパーとブルックが潜水艇に乗りサニー号に向かっていると、チョッパーが水中で彼らしき影を発見。漁をしているのではないかとのことだったが、それは麦わらの一味の位置がビッグ・マム海賊団に補足されないためナワバリウミウシを集めていたのだった。
ビッグ・マムのナワバリの最終局面のカカオ島でもタイヨウの海賊団やワダツミを引き連れ登場し、サニー号が脱出するための道を作りす。しかしサニー号の前にビッグ・マム海賊団の母船クイーン・ママ・シャンテ号が立ちはだかり砲撃である船を沈めた。そして水上には麦わら帽子を被った髑髏の海賊旗が漂っていた。
《これ以下は単行本未収録のため注意》
アラディンはとっさの判断でワダツミに指示して、サニー号を保護する。実はアラディンは、妻のプラリネにビッグ・マムの気質を聞かされた時から麦わらの一味に入るジンベエのための盾となり死ぬ覚悟をしていた。それゆえタイヨウの海賊団と共に身一つでビッグ・マム海賊団に挑み、自身も強敵と戦う。
しかし、そんな様子を見るに見かねたジンベエはタイヨウの海賊団と共にサニー号を残すためのしんがりとして残ることを決意。アラディンはそんなジンベエにおれ達へのみくびりだと怒るも、共に協力して海流を操り艦隊を完全に足止めする。
だが、喰い煩いから回復したビッグ・マムがその場に来襲。それ以降の安否は不明。