「じゃあ次は特別痛い奴だ!!」
概要
CV:高木渉
『仮面ライダー電王』第43話と第44話に登場する敵イマジン。
契約者・大崎の思い描くボリビア民話『アルマジロの歌声(ザ・アルマジロズ・ソング)』に登場するアルマジロのイメージをモデルに具現化したイマジンで、ヤクザと縁を切りたいと願っていた大崎を直接手の刃で「切って」契約を無理矢理遂行しようとした…のだが、恐怖のあまり失神した大崎から過去の扉が開いたためそのまま過去に飛んだ(それでもなお切り付けようとしていた)。
ウラタロス、キンタロス、リュウタロスの三人がかりでも足止めにしかならないほどの実力を有する。
相手を攻撃した後痛かったかどうかわざわざ聞くなど極めてイヤミかつ加虐的な性格で、デンライナー外壁にへばりついてターミナルに侵入し、乗客達を躊躇なく襲った。
戦意を再び取り戻した電王に次々とフォームチェンジされて、圧倒されたのか「俺の方が強いのに!?」と疑問を呈したが、「戦いはノリのいい方が勝つ」とモモタロスに断言され、クライマックスフォームの「ボイスターズスラッシュ」で撃破された。
特徴
全身をデネビックバスターの攻撃すら効かないほど頑丈な青い装甲で包んでおり、右手には刃があるためモモタロスからはザリガニのイマジンだと思われていた。またこれに対し、「俺はザリガニじゃなくてアルマジロだ!」と返している。平成1期において自分のモチーフに言及する怪人は非常に珍しい。
アルマジロのイメージ通り(というか過去のライダーシリーズのアルマジロ怪人と同様に)体を丸めての体当たりが得意で、キンタロスを押しのけるほどのパワーを持ち、地中すら移動することが出来る。武器は鎖付鉄球で、建物を発泡スチロールの様に打ち砕くほどの威力。
鈍重そうな外見に見合わずかなり俊敏な動きを持ち、デンライナーの壁面にジャンプしてしがみつけるほど身軽。
イメージ元となった「ザ・アルマジロズ・ソング」はボリビアに伝わる民話。カエルやコオロギ、小鳥の歌声に感銘を受けたアルマジロは自分も歌えるよう神様(または魔法使い)に願うと、自分の命と引き換えに楽器として歌う事ができるようになった。これがチャランゴと言う楽器の始まりだと言う。