曖昧さ回避
- 戦争・試合やゲームにおいて対戦相手を攻撃して利を得ること。対義語は「守り」。
- 囲碁や将棋用語の一つである。対義語は「受け」または「守り」。腐女子かどうかを見極める質問に「攻めの反対は?」と聞くものがあるが、実は将棋においても用いられている。
- (主にボーイズラブにおいて)カップリング表記で左側に置かれるキャラ。対義語は「受け」。本項で詳述。
以下、カップリングにおける「攻め」について解説する。性描写の解説を含む |
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ボーイズラブにおける「攻め」
ボーイズラブ(BL)においては、性行為の際、自身の男性器や指、バイブなど性具を相手のアナルに挿入(アナル責め)する側のことを「攻め」と呼ぶ(食べ物、医療器具、触手など、通常は性具として使用されないものも、プレイの一環で挿入した際は性具となる)。
性描写の無い作品であっても「もしそうなったら」を想定して攻と表記するのが望ましい。
対義語は「受け」。
表記の際は攻めキャラクター×受けキャラクターというように「攻めを先に表記する」のが鉄則である。
例え主導権を握っていたり、積極性に迫ったりしている場合であっても、挿入される以上は「誘い受け」「襲い受け」などと呼ばれ、受けとなる(NLで例えると、逆レイプやおねショタも大半は男性が攻めという扱いとなる)。
その点、SMにおける加虐側の意味としての「責め」とは意味合いが異なっている。
ボーイズラブにおける主な攻めの種類
※50音順(具体的なキャラクター・カップリングは、人によって受け取り方が違うのでここには書かないこと)
- 男の娘攻め
- オヤジ攻め = 文字通り年嵩の壮年キャラクターが攻めであること。
- 俺様攻め = 自己中心的で尊大な振る舞いをする攻めのこと。
- かわいい攻め = 見た目や行動がかわいい攻めのこと。
- 鬼畜攻め = 受けに対してサディスティックに振る舞う攻めのこと。
- 筋肉攻め
- クール攻め = 冷静で冷淡な攻め。「クーデレ」「素直クール」などの派生パターンがある。
- 執着攻め、ヤンデレ攻め = 受けに対して執心している攻め。
- 女装攻め = 攻めが女装している状態。
- ショタ攻め = 「ショタ」と呼ばれる年頃の、少年キャラクターが攻めであること。
- 総攻め = 全てのキャラクターに対して攻めであること。対義語は総受け。
- 年下攻め = 受けよりも年下のキャラクターが攻めであること。
- ノンケ攻め = 同性愛の性的指向のない男性(ノンケ)が、何かをきっかけにして男と関係を持ち、攻めになってしまうこと。
- 美形攻め = 美形な攻め。(関連:美形×平凡)
- ヘタレ攻め = ヘタレな性格の攻め。
- 眼鏡攻め = 眼鏡をしているキャラクターが攻めであること。「鬼畜」「クール」「俺様」「変態」などの属性を伴う場合が多い。
- わんこ攻め = わんこな性格の攻め。受けに対して懐いていたり、従順であることが多い。
百合における「攻め」
百合(GL)の場合は性行為に男性器が介在しないので、BLの「攻め」「受け」の概念がそもそもあてはまらない。
したがってカップリング表記も「攻め×受け」をあまり気にしない傾向があり、描き手本人も「攻め」という概念を持っていない場合が多い。
例えば鹿目まどかと暁美ほむらの2人をカップリングさせた場合、「ほむまど」も「まどほむ」も、呼び名の順序が違うだけでほぼ同義であるとみなされる。
もちろん一部例外もあり、百合においても受け攻めにこだわる人も稀にいる。
GLにおいては、攻めな側を「タチ」、受けな側を「ネコ」と呼ぶ事もある。
NLにおける「攻め」
NLでは男性キャラクターが必然的に「攻め」となるが、女性が積極的なカップリングの場合、女性キャラを攻めと呼ぶ場合がある。
詳しくは「女攻め」の男女カップリングの項を参照のこと。